2016年6月16日 ガラスについて

ガラス小口処理の「糸面磨き」と「手切れ防止処理加工」の違いとは?ガラスの小口磨きや面取りについて詳しく解説

ガラス小口処理の「糸面磨き」と「手切れ防止処理加工」の違いを解説
 

こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
 
本記事ではガラス小口処理の「糸面磨き」と「手切れ防止処理加工」の違いを解説します。
 
上記2種の加工の見た目や、使用用途によってどちらか適しているのか、それぞれの特徴を詳しく解説します。
 
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ガラスの小口加工前後の見た目と加工方法

切りっぱなしのガラスは小口で手を切ってしまう恐れがあるため磨き加工を行います。
 
ガラスは、カットした後に切断面処理の加工を行います。
切りっぱなしのガラスは小口で手を切ってしまう恐れがあるため、磨き加工を行います。
 
 

ガラスの全周糸面磨きとは?

フロートガラスの角部分 ガラスの全周糸面磨きとはどんなものか解説
 
弊社では切断面が露出するガラスやミラーの処理方法について、全周糸面磨きという加工方法をおすすめしています。
主に、テーブルトップのガラスやガラス棚、壁面に貼るミラーなどです。
 
 

ガラスの全周糸面磨きは一般的で安全かつきれいな加工

この全周糸面磨きとは、全周:ガラスのすべての辺を、糸面:1mm程度の面をとって、磨き:磨き加工するという方法です。
ガラスの加工としては最も一般的で、最低限安全かつ、綺麗な加工となります。
 

糸面取りというガラスの手切れ防止加工もある

一方、手切れ防止処理加工という仕様もあります。
こちらは「糸面取り」(いとめんとり)とも呼ばれ、ガラスの角を取っただけの加工です。
 
 

糸面磨きをしたあとのガラスはどんなもの?

糸面磨きをしたあとのガラス
 
糸面磨き縦型研磨機を使って加工をします。
艶出しまでされており、面の部分もきれいに仕上げられています。
 
 

グラインダーで面取りを行ったガラス

グラインダーで面取りを行ったガラスは手切れ防止加工されている
 
次に、手切れ防止処理加工グラインダーで軽く面を取って加工します。
面は取っていますが、白っぽくザラザラとして、きれいとは言えない状態です。
 
 
 

糸面磨きと手切れ防止加工の違いと使用用途によるおすすめ加工

ここからは、使用用途別に糸面磨きと手切れ防止処理加工について解説します。
 
 

ガラスの切断面が枠の中に入る場合

ガラスの切断面が枠の中に入る場合は手切れ防止処理加工がおすすめ
 
ガラスの端がかぶさるように枠の中に入る場合は手切れ防止処理加工がおすすめです。
主な使用用途としては、窓枠や額縁などです。
ガラスの小口や端も見えず、手にも触れないため、糸面磨き加工をする必要はありません。
 
 

ガラスが完全に露出した状態で使用する場合

ガラスが完全に露出した状態で使用する場合は最低限糸面磨きが必要
 
ガラスの切断面の小口が見える場合は、最低限糸面磨きが必要です。
主な使用用途としては、テーブルトップの上に置くガラスや壁に貼るミラーなどです。
 
この加工をしておけば、触っただけで手が切れたりするようなことはありません。
 
 

ガラスが枠の内側に納まる場合

ガラスが枠の内側に納まる場合も最低限糸面磨きが必要
 
ガラスの小口は隠れるものの、糸面の部分(端の部分)は露出しています。
この場合でも最低限糸面磨きが必要です。
 
 

糸面磨きと手切れ防止処理加工の違いを動画で解説!


 
ガラスの小口の加工について解説してきました。
一見、手切れ防止処理加工だけでもいいように感じられます。
動画では、糸面磨きをおすすめする理由を動画で詳しく解説しています。
 
 

まとめ|ガラスは枠の中に入る場合を除いて最低限糸面磨きの仕上げが必要

 
ガラスが枠の中に入る場合を除いて最低限、糸面磨きの仕上げが必要です。
例えば、切断面小口が見える場合や、落とし込みで小口は隠れても、端の部分は見えるような場合などです。
 
この糸面磨きは仕上げの中で最も一般的で、コストも安く、安全で綺麗な加工です。
 
 
お店にあるガラス棚や、ショーケース、ミラー等にもこの加工がされています。
街でガラスを見かけた際に、じっくりと観察してみてもいいかもしれません。
 
 
株式会社コダマガラスでは、これら糸面磨きしたガラス・ミラーをオーダーで製作・販売しております。
 
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