ガラスを約700℃まで加熱し急冷することで、表面に圧縮層を形成し、通常のガラスより3~5倍程の強度をもたせた加工です。 万が一割れた際も鋭利なガラスの破片ではなく粉々になるため安全です。 厚み4mm以上のガラスに加工可能です。 また、厚み3mmのフロートガラスや厚み4mmのデザインガラス(種類による)も強化加工可能ですが、JIS規格範囲外での「熱処理加工ガラス」になります。 |
【強化加工可能なガラス】
フロートガラス(普通透明ガラス)・高透過ガラス・スモークガラス(熱線吸収板ガラス)・フロスト(タペストリー)ガラス・すりガラス・強化ミストガラス・無反射ガラス(シルクサイト)・テンパックスフロート
◎強化ガラスをオススメする商品
四角形テーブルマット |
円形テーブルマット |
異形テーブルマット |
可動式ディバイダー |
固定式ディバイダー |
ウォールタイプ |
L型コ型オイルガード |
床用合わせ |
◎ 強化ガラスにする理由
普通のガラスと比べて強度的に3~5倍強い!
穴加工等したガラスでも、少々のことでは割れません。 |
万が一割れても粉々になるので安全!
ガラスの破片で大ケガをする心配がありません。 |
製作後のカット・再加工(加工直し)ができません
テーブルの天板としてご使用の際、熱いお湯をこぼした程度では割れず、ホットプレート、カセットコンロも特に問題なくご使用頂けます。 |
◎ 強化ガラスをお選びいただく時に注意する点
製作後のカット・再加工(加工直し)ができません
粉々に割れるため、製作後はカット・再加工はできませんので、サイズを良くご確認の上、ご注文お願いします。
納期が最短で10日前後かかります
普通ガラスをカット・加工した後、熱処理により強化加工するため、少しお時間がかかります。
ガラスの形状やサイズ・加工に制限があります
製作の可否は都度ご連絡させていただきます。
穴あけ加工や、切り欠き加工等が必要な場合は、図面をメール(PDF)またはFAXでいただけるとやり取りがスムーズです。
反りが出る場合があります
熱処理をしているため反りが出る可能性があります。
特に長短比(長辺と短辺の比率)が大きい場合に反りが出やすくなります。
目安としては、最大1:10までとして下さい(それ以上の場合は、別途ご相談ください)
JIS規格に準じて製作されておりますが、反りについてはノークレームにてご了承いただきますようお願い致します。
※観音扉で左右別々のガラスになる場合は、反りの向きを合わせることもできます。別途ご指示下さい。
自然破損することがあります
ごくまれに起こる現象ですが、ガラス表面の傷やガラス内部の僅かな傷や不純物が原因で自然破損することがあります。
強化加工後に再加熱処理を実施し、不純物が含まれていた場合に強制的に破壊させる「ヒートソーク処理」をしています。
※条件的に「ヒートソーク処理」できない場合もあります。
[コラム]ヒートソーク処理とは?
強化ガラス内に製造過程で混入した微小な不純物(NiS等)は、熱を加えると膨張します。
その性質を利用して、強化加工後に再加熱処理し、不純物が含まれている強化ガラスを強制的に破壊させる方法が「ヒートソーク処理」です。
ガラスの中に含まれる不純物は現在のガラス製造技術においては、完全に除去することは不可能であるため、
不純物に起因する不意の破損は避けられない現象です。
不順物に起因する不意の破損を減らすために、品種・使用部位に応じてヒートソーク処理が施されています。
※条件的に「ヒートソーク処理」できない場合もあります。