普通のガラスと強化ガラスの強度の違いは?フロートガラスと強化フロートガラスを比較して解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
一般的に強化フロートガラスはフロートガラスより3~5倍の強度があると言われています。
しかし、強度が3~5倍と言われても、どのぐらい違うのかイメージがつきづらいかもしれません。
本記事では、JIS規格のテストでも使われている約1kgの鋼球を使って、フロートガラスと強化フロートガラスの強度を比較・検証します。
動画でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
もくじ
フロートガラスと強化フロートガラスの強度を比べてみた
今回は、厚み5㎜のフロートガラス、強化フロートガラスを実験に使用します。
サイズは250mm × 250mmです。
ガラスの強度比較実験の方法
上記2種類のガラスを中が空洞のBOXの上にセットします。
この状態で、ガラスの上から約1㎏の鋼球を落下させます。
ガラスがどのぐらいの高さまで破損しないのか、比較していきます。
フロートガラスと強化フロートガラスの強度比較実験の結果
- フロートガラスは高さ10cmでは破損しなかったが、高さ20cmで割れた
- 強化フロートガラスは10cm単位で高さをあげていき、1m10cmで割れた
- 落下させる高さは5倍以上あったので、ガラスに加わる衝撃は5倍以上あると考えられる
フロートガラスと強化フロートガラスの強度比較実験の参考資料
フロートガラスと強化フロートガラスの強度比較実験のまとめ
今回の実験で、強化ガラスの耐久性がフロートガラスの5倍以上ある、ということがわかりました。
参考データなどでも、フロートガラスと比べ、強化ガラスが強いことが実証されています。
強化ガラスは衝撃を受けると粒状の破片になって比較的安全
ガラスの中でも強化ガラスの耐衝撃強度は群を抜いて優れています。
使用用途としては、テーブルトップのガラスやドア周辺のガラス、その他安全性が必要な場所に適しています。
また、破損時には強化ガラスの特性上瞬時に全面が破砕し、粒状の破片になります。
ガラスの破片での大怪我をしないという点でも安全です。
強化ガラスは破片が脱落しやすいので合わせガラスへの加工がおすすめ
反面、強化ガラスは破片が脱落しやすいという面も持っています。
トップライト等で使用する際は、合わせガラスに加工するなど、安全面に注意が必要です。
フロートガラスや強化フロートガラスのご購入をお考えの方で、その他不明な点やご質問、ご相談がございましたら、『オーダーガラス板専門店』からお問い合わせください。