DIYで棚やカラーボックスにガラス引き戸を取り付ける方法!引き戸レールやサイズ・高さの注意点を解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
この記事では、カラーボックスにガラス引き戸を取り付ける方法を解説しています。
DIYで、食器棚や本棚などにガラス引き戸を取り付けたい方は参考にしてください。
なお、ガラスでDIYシリーズは、動画でも詳しい手順をご確認いただけます!
本記事とあわせてぜひ参考にしてください。
カラーボックスのガラス引き戸の取り付け方!
ここからは、カラーボックスにガラス引き戸を取り付ける方法を解説します。
カラーボックスの開口寸法を採寸する
はじめに、開口部分の寸法の採寸を行います。
高さの寸法が違うとガラスが入らない場合があるので、ミリ単位で計測します。
誤差がある場合もあるので、両端と中央の計測を行ってください。
弊社では上下レールとガラスをあわせてお送りしています
弊社では、上下レールとガラスをセットでお届けしています。
ガラス引き戸DIYを検討している方は、開口寸法を添えてご相談ください。
また速乾ボンドをあらかじめ用意しておきましょう。
速乾ボンドはホームセンターなどで購入でき、接着剤を補強するために利用します。
ガラスとレールを取り付ける方法と手順を解説
ここからは、ガラスとレールをカラーボックスに取り付ける手順を解説します。
速乾ボンドと両面テープで上下にレールを貼り付ける
まずは、カラーボックスの上下にレールを貼り付けます。
速乾ボンドをレールを貼る部分に塗り、2~3分乾燥させてから貼り付けてください。
また、レールには両面テープを貼って、接着力を強化しています。
ガラス引き戸のレールの上下に注意!深いほうが上レール・浅いほうが下レール
ガラス引き戸のレールは深い方が上レール、浅い方が下レールです。
レールの上下を確認し、カラーボックスに貼り付けていきます。
レールをカラーボックスに貼り付けたらしっかりと押さえる
レールを貼り付けた後は、動かさないようしっかりと押さえてください。
なお、レールはガラスの厚み3mm用と、5mm用があります。
厚み4mmのデザインガラスを使用する場合は、厚み5mm用レールをご使用ください。
貼り付けたレールにガラスをはめ込んで完成!
ガラスは、斜めに上レールに差し込み、下レールに落とし込むようにします。
一般的に、左が奥で、右が手前側です。
そのため、左側から先にはめ込んでください。
これでカラーボックスにガラス引き戸が取り付けられました!
直引き用ガラス引戸をDIYで作る際の注意点
直引き用ガラス引き戸を作る際、注意するべきポイントは以下のことです。
開口寸法について:比較的小さいサイズの開口部に適している
開口寸法の目安は幅1100mm × 高さ600mmまでとなります。
比較的小さいサイズの開口部に適しています。
なお、レールの長さは最大1800mmです。
開口の高さが30㎝程度と低ければ、もっと広い開口部にも取り付けられます。
ガラス引き戸の重量は、最大でも約2.5㎏以内を目安としてください。
※厚み3mmのガラスの重量は1㎡あたり7.5㎏となります。
採寸の際は、幅・高さともに、両端と中央部の3か所を採寸してください。
レールの種類・仕様について:面打ち式と掘り込み式を選ぶ
ガラス引き戸を作る際、一般的に厚み3mmのガラスを使用します。
レールは取り付け方法別に、面打ち式(めんうちしき)と掘り込み式(ほりこみしき)があります。
既存の開口部に使用する場合、面打ち式を使用します。
素材は面打ち式の場合はビニールのチョコ色とアルミ製があります。
掘り込み式の場合はビニールのチョコ色・ホワイト・シルバーとアルミ製があります。
面打ち式と掘り込み式のいずれかから、取り付けるレールをご検討ください。
ガラスの仕様について:フロストガラスやデザインガラスも使用可能!
ガラス引き戸のガラスは、通常フロートガラスを使用します。
その他にも、フロストガラスや、厚み4mmのデザインガラスなど使用できます。
厚み4mmのデザインガラスの場合は、厚み5mm用の上下レールを使用します。
オプションとして飛散防止フィルム貼りや、強化ガラスで製作することもできます。
どのようなガラス引き戸をDIYで作りたいかご検討のうえ、ご相談ください。
ガラスのサイズについて:幅の決め方
ガラスを引き違いで使用する際、中央に重なる部分ができます。
重なり幅は通常40mmとなりますが、自由に設定することもできます。
ガラスの幅の計算方法は(幅の開口寸法+重なり幅)÷2=ガラスサイズとなります。
例:幅の開口寸法600mmで重なり幅30mmの場合・・・(600+30)÷2=315mm
ガラスのサイズについて:高さの決め方
ガラスをはめ込む際、ガラスを上レールに差し込み、下レールに落とし込んで設置します。
ガラスを上レールに差し込んだ状態で、下レールの上端にあたる箇所、ここからクリアランス(余裕を持った隙間)として1mm~2mmマイナスし、高さを決めます。
このマイナスの数値は、上下レールの仕様によって計算が異なります。
計算式としては高さの開口寸法+仕様別数値=ガラスの高さサイズとなります。
※面打ち式の場合は、マイナスになるので引き算になります。
仕様別数値は、以下の表をご覧ください。
参考:面打ち式の場合 | |||
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プランNo | 素材 | 厚み | ガラス高さサイズ |
JBT2-MY003 | ビニール(チョコ色) | 3mm | -6mm |
JAS2-MY003 | アルミ | 3mm | -6mm |
JBT2-MY005 | ビニール(チョコ色) | 5mm | -7mm |
JAS2-MY005 | アルミ | 5mm | -6mm |
参考:掘り込み式の場合 | |||
プランNo | 素材 | 厚み | ガラス高さサイズ |
JBT2-HY003 | ビニール(4色) | 3mm | +4mm |
JAS2-HY003 | アルミ | 3mm | +3mm |
JBT2-HY005 | ビニール(4色) | 5mm | +4mm |
JAS2-HY005 | アルミ | 5mm | +6mm |
例:厚み3mm用の面打ち式レールでビニール:チョコ色の場合
高さの開口寸法-6mm=ガラスの高さとなるので、
開口寸法の高さを50㎝とすると、500mm-6mm=494mmとなります。
弊社では開口寸法をご連絡いただければ、適切なガラスのサイズをご提案いたします。
その他にご不明な点がありましたら、別途ご相談ください。