キッチンのオイルガードには強化ガラスがおすすめ!強化ガラスの耐熱温度と熱衝撃について解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
「キッチンや厨房にオイルガードを設置したいけど、どんなガラスがいいの?」
「熱い場所に設置するけど、ガラスの耐熱性は大丈夫?」
オイルガードを設置する際、このような疑問を抱かれる方も多いです。
油はねや汚れを防止するオイルガードですが、耐熱性や強度は心配ですよね。
本記事では、強化ガラス製オイルガードの耐熱強度について解説します。
実験の様子は動画でも紹介していますので、あわせて参考にしてください。
もくじ
キッチンのオイルガードに強化ガラスが適している理由を解説
オイルガードは、直接火が当たらない環境であれば、強化ガラスがおすすめです。
強化ガラスは耐熱温度が150~200℃程度あります。
湯気や油、火の粉などがガラスに当たった程度では割れることは考えにくいです。
それでは、本当に強化ガラスは熱衝撃に強いのでしょうか。
実験して調べてみました。
強化ガラスの熱衝撃強度を実験して調べてみた
強化ガラスの熱衝撃強度実験の条件
ガラスの寸法は10cm×10cmです。
ガラスのエッジはカッターによりクリアーカットしたものです。
各種板ガラスの熱衝撃強度
各種ガラスの熱衝撃強度実験の条件
7cm×7cm角の試料を、水温は0℃の水の中に落下させます。
エッジはカッターにより切り離しています。
強化ガラスをオイルガード等に使用した場合、割れたりしないのか実験します。
熱衝撃に関する耐久性と、温度差を確認するために急冷実験を行います。
強化ガラスの熱衝撃強度実験の検証その1
ガラスに沸騰したやかんの湯気を当てる
湯気(およそ100℃程度)を当て続けます。
結果は、湯気を当て続けても割れませんでした。
ガラスに湯気を当て続けて急冷する
湯気を当て続けながら、コールドスプレーで急冷します。
結果は、湯気を当て続けてから急冷しても割れませんでした。
強化ガラスの熱衝撃強度実験の検証その2
ガラスに高熱になったてんぷら油をかける
油を加熱し、高温になったらガラスにかけます。
結果は、高温の油をかけても割れませんでした。
ガラスに高熱の油をかけて急冷する
高温の油をかけてから、コールドスプレーで急冷します。
結果は、高温の油をかけてから急冷しても割れませんでした。
各種ガラスの熱衝撃強度実験の検証その3
ガラスに炭火の火の粉を当てる
約15cm程の距離で、炭火の火の粉を当て続けます。
結果は、炭火を当て続けても割れませんでした。
ガラスに炭火を至近距離であてる
距離を縮め、約5cm以下の距離で火の粉を当て続けます。
結果は、炭火を当て続けても割れませんでした。
ガラスに炭火を至近距離で当てて急冷する
500℃以上の炭火を至近距離で当て続け、水をかけて急冷します。
× 炭火を至近距離で当て続け、水をかけると割れてしまいました。
ガラスの強度実験について動画で詳しく見る!
ガラスの耐熱強度実験について、動画でも詳しく解説しています!
強化ガラスの熱衝撃強度実験についてのまとめ
家庭で使用するオイルガードであれば、耐熱ガラスではなく強化ガラスで問題はありません。
デパ地下等でよく見られる、調理器具前のガラスも強化ガラスが使われています。
150℃以上の高温になる場合や直接火があたることが想定される場合は、耐熱ガラスが必要です。
例えば、焼き鳥店や炭火焼、ローストしているお店などが該当します。
- 直接火があたることはないか?
- 150℃以上の熱が加わることはないか?
- 急激に温度変化することはないか?
上記の3つの条件がクリアできていれば、衝撃の強度にも強い強化ガラスがおすすめです。
詳しくはWEBサイトか、株式会社コダマガラスまでお問い合わせください。
最適な種類のガラスやサイズをご提案いたします。