DIYでオイルガードを後付けする方法!コンロ前やキッチンの壁にガラス製のパネルを取り付ける手順を解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
今回はキッチンに設置する「強化ガラス製オイルガード」の取付方法について解説します。
動画でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
もくじ
強化ガラス製オイルガードの取り付け方法
ここからは、オイルガードの取り付け方法について解説します。
オイルガード取り付け位置を決め、設置場所の開口寸法を確認する
まず、オイルガードの取り付け位置と幅のサイズを決めます。
コンロと、同じサイズか少し大きめに設定します。
今回はカウンター前のコンロ台は600mmです。
そのため、幅は600mmで設定します。
オイルガードの高さの寸法は3点で採寸するのがおすすめ
高さ寸法もあわせて採寸して下さい。
念のために、高さ寸法は両端と中央部の3点採寸するのがおすすめです。
お問い合わせの際は、取り付ける位置の幅と高さサイズをご連絡下さい。
オイルガードに使うガラス種類と取り付け金具を選ぶ
オイルガードのガラスの種類は強化フロートガラスがおすすめです。
強化スモークガラスや、強化フロストガラスも選べます。
※強化ガラスの耐熱温度は150℃~200℃となります。
直接火が当たらなければ強化ガラスがおすすめです。
飲食店などで、直接火が当たる環境であれば、耐熱ガラスをご検討下さい。
開口寸法によっておすすめのガラス厚みが変わる
開口の高さ寸法によって適したガラス厚みがあります。
厚みの目安をあわせてご確認ください。
今回は開口寸法が900mmなので、厚みが8mmのガラスを使用します。
オイルガードにおすすめの金具はステンレスヘアーライン
オイルガードの金具は「ステンレスヘアーライン製」がおすすめです。
ガラスの厚みによってコの字チャンネルの種類・サイズが違います。
また、素材は『ステンレス』と『アルミシルバー』の2種類があります。
ガラス・金物のサイズを確認する
ここからは、ガラスや金物のサイズを確認する方法を解説します。
ガラスや金物の幅サイズについて
コの字チャンネルは開口寸法どおりににカットします。
ガラスの幅寸法は開口寸法より-2mmで製作します。
ガラスや金物の高さサイズについて
ガラスをコの字チャンネルの中にはめ込む際、2種類の方法があります。
ケンドンではめ込む方法と、スライドさせてはめ込む方法です。
ケンドン式とは、上部のコの字チャンネルに差し込んで、下の金具に落とし込む方法です。
スライド式とは、ガラスを真っ直ぐ立てた状態で、横からスライドさせるようにはめ込む方法です。
ガラスの高さ寸法については、下記2点をお知らせください。
- 開口寸法
- ケンドン式orスライド式
上記をご連絡いただければ、弊社で高さ寸法を設定いたします。
スライド式ではめ込む場合、設定した幅寸法の2倍の空間が必要です。
キッチンに金具とガラスを取り付ける方法を解説
ここからは、実際に金具やガラスを取り付ける方法を解説します。
弊社から送付するガラスや同梱品について
ガラスの他に、下記の同梱物があります。
- コの字チャンネル
- 取り付けビス
- セッティングブロック
- PPバンド
- バックアップ材
コの字チャンネルをビス止めする
まずは、上下の位置を確認してコの字チャンネル金具をビス止めします。
コの字チャンネルには皿穴が開いています。
木ビスを同梱していますので、下地が木の場合はご使用ください。
ビスが合わない場合は、別途ご用意ください。
カウンター天板面はビス止めではなく接着でも問題ありません。
ただし、上部は倒れ防止のためビス止めがおすすめです。
コの字チャンネルにセッティングブロックとガラスをはめ込む
ガラスをはめこむ前に、下のコの字チャンネルの中へセッティングブロックを置きます。
セッティングブロックの位置は、端から50㎜~100㎜程度内側がおすすめです。
はめ込んだガラスが垂直に立っているか確認する
ここで、はめ込んだガラスが垂直に立っているかを確認します。
上の端と下の端を見比べてみて下さい。
この場合でしたら右側を少し上に上げると垂直になります。
セッティングブロックの上にPPバンドを置き、高さを調整します。
ガラスが垂直になったら、両サイドとも割り振りで同じ位置にセットします。
ガラスのガタ付きを固定する
ガラスをコの字チャンネルの中にセットし、ガタつきを固定します。
ガラスの両端にバックアップ材を差し込んで固定します。
セッティングブロックより少しずらして両面に差し込んでください。
バックアップ材の入れ方に要注意!
バックアップ材の入れ方に注意して下さい。
はみ出してしまうと、後のコーキングの仕上がりに影響します。
また中に押し込みすぎると、ガラスの上下に回り込んでしまいます。
バックアップ材は、真っ直ぐ平行に少しずつ差し込んでください。
コーキングをする前にマスキングテープで養生する
コーキングをする前に、マスキングテープで養生します。
コの字チャンネル側は、コの字チャンネルの角に合わせて貼って下さい。
チャンネルの内側に入ると、テープを剥がす際に汚れが残ることがあります。
どちらかと言えば外側にある方が失敗が少ないです。
ガラスのマスキングテープは、コの字チャンネルより2mm~3mm程度ガラスが見えるラインで貼って下さい。
コーキング用ヘラによって違うので、一度ヘラを合わせるのがおすすめです。
オイルガードをコーキングで仕上げる
マスキングテープの養生が終わったら、シリコンコーキングで仕上げていきます。
シリコンの色は、コの字チャンネルがステンレスヘアーラインであればライトグレーかアルミが綺麗です。
シリコンを充填し、コーキング用ヘラで仕上げていきます。
コーキングは時間をかけすぎると、表面が乾き始めてしまいます。
目安として、コーキングを充填してから10分以内には仕上げ作業を終わらせましょう。
最後にマスキングテープをはがして、オイルガードの設置完了です。
オイルガードを清掃します
最後に、ガラスや金物も綺麗に仕上げていきます。
ガラスはアルコールできれいに拭き上げることができます。
シリコンがガラスや金物に付着した場合は、灯油やアルコールもしくはシンナー等でふき取ってください。
まとめ|DIYでも強化ガラス製オイルガードは取り付けられる!
DIYでも強化ガラス製のオイルガードを取り付ける方法を解説しました。
その他ご質問などがありましたら、弊社までお気軽にご相談ください。
お問い合わせやオーダーについてはWEBサイトを参照ください。