熱処理ガラスとは?強化ガラスとの強度の違いや割れ方・破片の大きさについて実験して解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
本記事ではデザインガラスを強化加工した時の強度や割れ方について解説します。
ガラスを熱処理して強化すると、どのくらい強くなるのか実験・検証します。
動画でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
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もくじ
デザインガラスの強化(熱処理)加工とは?
ガラスは厚み4mm以上であれば、強化加工することができます。
これは通常の強化ガラス、輸入のデザインガラスでも同様です。
しかし強化ガラスとは違い、デザインガラスの場合はJIS規格の範囲外の強化ガラスです。
厳密には熱処理加工ガラスという分類になります。
強化ガラスと熱処理加工ガラスの違いとは?
では、強化ガラスと熱処理加工ガラスに違いはあるのでしょうか。
強化ガラスと熱処理加工ガラスの強度の違い
まずは強度です。
通常の強化ガラスであれば普通ガラスに比べて3倍~5倍程度の強度があります。
熱処理加工ガラスの場合は、約2倍程度だといわれています。
強化ガラスと熱処理加工ガラスの破片の大きさの違い
また、もう一点は破片の大きさです。
熱処理加工ガラスも割れた時に粉々になります。
しかし、JIS規格では厚み4mmの強化ガラスの場合「破片の数は50×50mmの正方形の領域内に40 個以上とする。」という規定があります。
熱処理加工ガラスの場合は、強化ガラスに比べて破片が大きく、規定よりも少なくなってしまいます。
2種類のガラスを割って検証実験してみました!
JIS規格の試験でも使われる鉄球を使って、ガラスの強度実験を行います。
強化ガラスと熱処理加工ガラスの強度の違い
通常のガラスは、高さ50㎝で割れました。
熱処理加工ガラスは140㎝で割れました。
これから見ても、熱処理加工ガラスには約2.5倍以上の強度はあると言えます。
強化ガラスと熱処理加工ガラスの破片の違い
通常の強化ガラスの破片の大きさに比べ、熱処理加工ガラスの破片は、やはり大きくなっています。
それでも鋭利な部分は少なく、大けがをする可能性は低い、と言えます。
まとめ|デザインガラスでも熱処理で強化できる!
- 物がぶつかる可能性が高い部分に使用するガラスの場合
- 大きいサイズで使用する場合(約1㎡以上)
- 小さなお子様がいるご家庭
部屋の中にデザインガラスを取り入れる際は、強度も2倍以上強く、破片が粉々になる熱処理加工がおすすめです。
弊社ではこれら熱処理加工したデザインガラスもオーダーで製作・販売しています。
その他ご質問がありましたら、WEBサイトからお気軽にお問い合わせください!
株式会社コダマガラスでは、
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及び国内強化加工メーカーによるJIS R3206強化ガラス規格適合品を取り扱っております。
詳しくは強化ガラス専門店をご参照ください。