2017年11月16日 ガラスについて

強化ガラスに傷やヒビが入ると割れる?傷つきやすいガラスが割れる力について実験して解説


 
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
 
本記事では、強化ガラスは傷が入ると割れやすくなるのか、実証実験を行った結果を解説しています。
動画でも詳しく解説していますので、本記事とあわせて参考にしてください。
 
オーダーガラス板専門店
オーダーガラス板専門店

オーダーでガラスをお見積りしたい方はこちらをクリック!
 

強化ガラスに傷を入れて強度実験で検証!

 
強化ガラスに傷を入れ、引っ張りの力を加えると割れやすくなるのか検証します。
 

使用する強化フロートガラス:5㎜厚 W870mm X D370mm

 
強化ガラスにあらかじめ傷を三箇所程度入れてあるものを使用します
 
今回は、強化ガラスにあらかじめ傷を三箇所程度入れてあるものを使用します。
 
 
傷を入れたガラスの面を下向きにして重量を加えていきます
 
傷を入れたガラスの面を下向きにして重量を加えていきます。
 
 
1本2kgほどのペットボトルを乗せていき、ガラスの耐久力を検証する
 
1本2kgほどのペットボトルを乗せていき、ガラスの耐久力を検証します。
 
 

強化ガラスの強度実証実験スタート!

 

ペットボトル30本程度(約60㎏)を強化ガラスの上に積み上げる

 
ガラスの上にペットボトルを30本積み上げたが強化ガラスが割れる様子はありません
 
ガラスの上にペットボトルを30本積み上げましたが、強化ガラスが割れる様子はありません。
 
 

ペットボトル40本程度(約80㎏オーバー)を強化ガラスの上に積み上げる

 
用意したすべてのペットボトルを乗せても、割れそうな気配がありません。
 
用意したすべてのペットボトルを乗せても、割れそうな気配がありません。
 
これ以上積み重ねることもできないため、実験を終了しました。
 
 

強化ガラスの強度実証実験の結果

 
強化ガラスは傷が入っていたとしても、割れやすくはなりませんでした
 
強化ガラスは傷が入っていたとしても、割れやすくはなりませんでした。
 
 

強化ガラスの強度実証実験まとめ

強化ガラスはガラス表面が内部よりも先に固化し、板厚の約1/6程度に圧縮応力層ができ、内部にはそれに釣り合う引張応力層が形成される
 
強化フロートガラスは、フロートガラスを650℃~700℃まで加熱した後、急冷してつくられます。
 
急冷することで、ガラス表面が内部よりも先に固化し、板厚の約1/6程度に圧縮応力層ができ、内部にはそれに釣り合う引張応力層が形成されます。
 
 

強化ガラスの全体が一瞬にして粉々に破損するという特徴

強化ガラスはガラス内部の引張応力層に欠けが生じた場合、ガラス全体が一瞬にして粉々に破損するという特徴がある
 
強化ガラスは、ガラス内部の引張応力層に欠けが生じた場合、ガラス全体が一瞬にして粉々に破損するという特徴があります。
つまり、厚み1/6以上の欠けが生じた場合に、圧縮応力層と引張応力層のバランスが崩れてしまう、ということです。
 
 

強化ガラスに傷をつけて引っ張っても割れにくい

強化ガラスに傷をつけて引っ張っても割れにくい
 
今回はガラスに傷を入れて、その傷を広げるような引っ張りの力を加えました。
結果、強化ガラスは割れにくいという結果になりました。
 
強化ガラスは傷が入ることで割れる可能性は高くなります。
しかし、強化ガラスに傷があったとしても相当な力を加えない限り、割れることはなさそうです。
 
 

強化ガラスの検証実験について動画でも詳しく解説しています!


 
動画でも今回の実験について詳しく解説しています。
その他ご質問などがありましたら、WEBサイトからお気軽にご相談ください。
 
 
株式会社コダマガラスでは、
日本板硝子株式会社、セントラル硝子株式会社、旭硝子株式会社
及び国内強化加工メーカーによるJIS R3206強化ガラス規格適合品を取り扱っております。

詳しくは強化ガラス専門店をご参照ください。
強化ガラス専門店
 
 

株式会社コダマガラス 児玉(こだま)
581-0054 大阪府八尾市南亀井町4-1-2
TEL:0120-926-435 / 072-940-6084
FAX:072-991-6380
MAIL:manager@kodama-glass.co.jp
株式会社コダマガラス