2018年5月17日 DIYシリーズ

ガラス同士のコーキング接着するやり方は?コーキング接着のメリットとデメリットを解説


 
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社ではさまざまなガラス・ミラーを取り扱っています。
 
この記事では、ガラスとガラスのコーキング接着について解説します。
動画でも詳しく解説していますので、本記事とあわせて参考にしてください。
 
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コーキング接着のメリット・デメリット

まずは、コーキング接着のメリットとデメリットを紹介します。
 

コーキング接着のメリット

 

  • 耐久性があり水にも強い
  • 寸法誤差をコーキングの幅で調整できる
  • 接着後もカッターで切ることができる

 
 

コーキング接着のデメリット

 

  • 施工が難しい
  • 乾くまで動かすことができない
  • 施工者による仕上りの差が大きい

 
 

コーキング接着に必要な道具

 
コーキング接着に必要な道具
 

  • カッターナイフ
  • マスキングテープ
  • コーキングへら
  • 新聞紙
  • コーナークランプ
  • コーキング材
  • セッティングブロック
  • PPバンド
  • 灯油

 
 

コーキング接着のシリコンの種類

 
コーキング接着のシリコンの種類
 
透明(ハイクリア)のシリコンは、酢酸入り普通のタイプのシリコンがあります。
 

酢酸入りタイプのシリコン

 
酢酸入りは乾くのが早く、数分で表面が乾き始めます。
施工は難しいですが、すぐに次の作業にかかれるためプロ向きと言えます。
 

普通のタイプのシリコン

 
普通のタイプは完全に乾くまで2日程度の時間が必要です。
仕上げに時間をかけても問題ないため、施工はし易いです。
 
 

ガラスをコーキングで接着する方法

 
ガラスをコーキングで接着する方法
 
今回は、ショーケースを想定した台を用意しました。
 
この台にガラスを90度に立てて接着していきます。
 
 

ガラスをセットする

 
まずはガラスの位置を決めます。
 
実はこの部分が一番大切で、仕上がりを左右する作業です。
 

ポイント
ポイントは、「動かないようにきちんと固定すること」です。
コーキングでの接着の場合、仕上げてから固まるまで時間がかかります。
その間に動かないようにしっかり固定してください。

 
 

ガラスの高さを微調整する

ガラスの高さを微調整する
下台の水平を確認して、高さが段違いにならないように調整します。
 

ガラスの位置を決めて固定する

ガラスの位置を決めて固定する
ガラスの隙間は2mm~3mmほどがよいですが、今回は3mmで設定します。
 
コーナークランプで、上部を3mmの位置で固定します。
下の溝に入っている部分も3mmになるよう、セッティングブロックやPPバンドを使用して調整します。
 
 

マスキングテープを貼る

 
続いて、マスキングテープを貼ります。
 
マスキングテープが歪んでしまうと仕上がりに影響しますので、真っ直ぐ貼るようにしましょう。
 
 

外側のマスキングテープを貼る

 


基本的にはガラス面と糸面部分の角にマスキングテープを貼ります。
糸面の内側に入らないよう、0.5mm程度ガラス面が見える位置に貼るようにして下さい。
 
シリコン重点部分が見えるようにこの部分のマスキングテープは巻き込まないように注意して下さい。
 

内側のマスキングテープを貼る


ガラスの内側もガラスの糸面から0.5mm以内見える位置に貼ります。
もう一方はガラスの内側から0.5mm程度見える位置に貼るようにして下さい。
 
マスキングテープを貼った後もガラスが動いていないか念のため確認して下さい。
 
ガラスにコーキングがついてしまうことがあるので、内側は2重に貼るのがおすすめです。
 
 

シリコンを充填する

 
シリコンを充填する
 
シリコンを充填します。
90度の突合せの場合は外から充填した方が施工しやすいです。
 

ポイント
充填の前にマスキングとガラスの間にシリコンが入り込まないよう、テープの端をしごいて押さえておきます。
 
この作業は仕上がりに影響する場合もあるので、必ず行ってください。

 
 

コーキングをヘラで仕上げる

 
コーキングをヘラで仕上げる
ヘラは先が角ばっているものが適しています。
 

ガラスのコーキングの外側を仕上げる

ガラスのコーキングの外側を仕上げる
コーキングの外側をへらで仕上げる際は、下から切っていった方が施工しやすいです。
 
余分にはみ出たコーキングが多い場合は、一度軽く切るか、押さえてから切った方が綺麗に仕上がります。
 

コーキングの内側を仕上げる

コーキングの内側を仕上げる
コーキングのへらで仕上げる際は、上から切っていった方が施工しやすいです。
 
コーキングを抑えるように馴らすのでなく、切るようにした方が仕上がりは綺麗です。
 

ポイント
『途中で止まらない事』『押さえるようにならすのではなく切るようにして仕上げる』のがポイントです。

 
コーキングの中にエアーが入ってしまった場合は、上から充填してエアーを出し切って再度仕上げて下さい。
 
※酢酸入りを使用する場合、充填し始めてから3分~長くても5分以内には仕上げを完了させて下さい。
 
 

マスキングテープ養生の撤去と清掃

 
マスキングテープ養生の撤去と清掃
 
仕上げが完了したらすぐにマスキングテープをめくります。
 
放置するとマスキングテープとガラスの境目のコーキングが乾いて見た目が悪くなるので、すぐめくるようにしましょう。
 
ガラスに付着したコーキング等を清掃したら作業完了です。
 

注意事項
仕上がりに気になる所があっても、触らないようにしてください。
表面が乾いているため、触れば触るほど仕上がりが悪くなってしまいます。

 
 

ガラスのコーキング接着について詳しく動画で解説しています!

 


 
 
 
次回は、UV接着方法と特徴について解説します。
 
コダマガラスでは店舗内装のガラス工事でショーケースやショーウィンド等の工事も承っております。
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