ガラス同士のコーキング接着するやり方は?コーキング接着のメリットとデメリットを解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社ではさまざまなガラス・ミラーを取り扱っています。
この記事では、ガラスとガラスのコーキング接着について解説します。
動画でも詳しく解説していますので、本記事とあわせて参考にしてください。
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もくじ
コーキング接着のメリット・デメリット
まずは、コーキング接着のメリットとデメリットを紹介します。
コーキング接着のメリット
- 耐久性があり水にも強い
- 寸法誤差をコーキングの幅で調整できる
- 接着後もカッターで切ることができる
コーキング接着のデメリット
- 施工が難しい
- 乾くまで動かすことができない
- 施工者による仕上りの差が大きい
コーキング接着に必要な道具
- カッターナイフ
- マスキングテープ
- コーキングへら
- 新聞紙
- コーナークランプ
- コーキング材
- セッティングブロック
- PPバンド
- 灯油
コーキング接着のシリコンの種類
透明(ハイクリア)のシリコンは、酢酸入りと普通のタイプのシリコンがあります。
酢酸入りタイプのシリコン
酢酸入りは乾くのが早く、数分で表面が乾き始めます。
施工は難しいですが、すぐに次の作業にかかれるためプロ向きと言えます。
普通のタイプのシリコン
普通のタイプは完全に乾くまで2日程度の時間が必要です。
仕上げに時間をかけても問題ないため、施工はし易いです。
ガラスをコーキングで接着する方法
今回は、ショーケースを想定した台を用意しました。
この台にガラスを90度に立てて接着していきます。
ガラスをセットする
まずはガラスの位置を決めます。
実はこの部分が一番大切で、仕上がりを左右する作業です。
コーキングでの接着の場合、仕上げてから固まるまで時間がかかります。
その間に動かないようにしっかり固定してください。
ガラスの高さを微調整する
下台の水平を確認して、高さが段違いにならないように調整します。
ガラスの位置を決めて固定する
ガラスの隙間は2mm~3mmほどがよいですが、今回は3mmで設定します。
コーナークランプで、上部を3mmの位置で固定します。
下の溝に入っている部分も3mmになるよう、セッティングブロックやPPバンドを使用して調整します。
マスキングテープを貼る
続いて、マスキングテープを貼ります。
マスキングテープが歪んでしまうと仕上がりに影響しますので、真っ直ぐ貼るようにしましょう。
外側のマスキングテープを貼る
基本的にはガラス面と糸面部分の角にマスキングテープを貼ります。
糸面の内側に入らないよう、0.5mm程度ガラス面が見える位置に貼るようにして下さい。
シリコン重点部分が見えるようにこの部分のマスキングテープは巻き込まないように注意して下さい。
内側のマスキングテープを貼る
ガラスの内側もガラスの糸面から0.5mm以内見える位置に貼ります。
もう一方はガラスの内側から0.5mm程度見える位置に貼るようにして下さい。
マスキングテープを貼った後もガラスが動いていないか念のため確認して下さい。
ガラスにコーキングがついてしまうことがあるので、内側は2重に貼るのがおすすめです。
シリコンを充填する
シリコンを充填します。
90度の突合せの場合は外から充填した方が施工しやすいです。
この作業は仕上がりに影響する場合もあるので、必ず行ってください。
コーキングをヘラで仕上げる
ガラスのコーキングの外側を仕上げる
コーキングの外側をへらで仕上げる際は、下から切っていった方が施工しやすいです。
余分にはみ出たコーキングが多い場合は、一度軽く切るか、押さえてから切った方が綺麗に仕上がります。
コーキングの内側を仕上げる
コーキングのへらで仕上げる際は、上から切っていった方が施工しやすいです。
コーキングを抑えるように馴らすのでなく、切るようにした方が仕上がりは綺麗です。
コーキングの中にエアーが入ってしまった場合は、上から充填してエアーを出し切って再度仕上げて下さい。
※酢酸入りを使用する場合、充填し始めてから3分~長くても5分以内には仕上げを完了させて下さい。
マスキングテープ養生の撤去と清掃
仕上げが完了したらすぐにマスキングテープをめくります。
放置するとマスキングテープとガラスの境目のコーキングが乾いて見た目が悪くなるので、すぐめくるようにしましょう。
ガラスに付着したコーキング等を清掃したら作業完了です。
表面が乾いているため、触れば触るほど仕上がりが悪くなってしまいます。
ガラスのコーキング接着について詳しく動画で解説しています!
次回は、UV接着方法と特徴について解説します。
コダマガラスでは店舗内装のガラス工事でショーケースやショーウィンド等の工事も承っております。
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