2018年6月28日 ガラスについて

地震で窓ガラスが割れる際の対策方法とは?ガラスに飛散防止フィルムを貼った時の効果を比較


 
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
 
地震は何の前触れもなく突然起こります。
大きな揺れによってガラスが割れ、二次被害につながることも少なくありません。
 
本記事では、大地震に備えてガラスでできる地震対策について解説します。
動画でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
 
 

豊富なガラスを取り揃えています。地震対策もご相談ください。

 

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ガラスが割れたときの危険性を把握する

 
地震が起きた際、ガラスには強い力が加わります。
強化ガラスは強度としては最も強いガラスですが、それでも大きな衝撃が加わると粉々に割れてしまいます。
 
現在、割れないガラスはありません。
地震対策という観点から安全性を考えると、ガラスが割れたときにどのような危険があるのか、把握することが重要です。
 
 

普通透明ガラス(フロートガラス)はどのように割れるのか

一般的な住宅で最もよく使われるガラスは普通透明ガラスです。
普通透明ガラスや型板ガラスなどのこれら一般的なガラスは、割れた際大きな破片が落下する場合があります。
 
ここからは、実際にガラスを割って行った実験について検証・解説していきます。
 
 

普通透明ガラスの割れ方を実験

 

  • 普通透明ガラスをそのまま割ると、どのように飛散するのか
  • 飛散防止フィルムを貼ったうえで割るとどんな効果があるか

 
上記の二点について、実際に2枚のガラスを割って検証します。
 
 

普通透明ガラスをそのまま割ってみる

 
普通透明ガラスを通常のハンマーで叩きどの程度破損するのか検証する
 
普通透明ガラスを通常のハンマーで叩き、どの程度破損するのか検証します。
 
ハンマーで叩くと、爆発するようにガラスの破片が飛び散ります。
飛散したガラスに素手で触れるのは危険ですので、絶対に触らないでください。
もちろん、ガラスの上を素足で歩くことも危険です。
 
 

割れたガラスを処理する際は耐切創手袋を使用する

割れたガラスを処理する際は耐切創手袋を使用する
 
ガラスの破片を処理する際、綿の軍手では軍手ごと切れてしまうことがあります。
処分の際は、厚めの耐切創手袋を使用してください。
 
 

『耐切創(たいせっそう)手袋』とは?
 
耐切創手袋とは、手のひらの部分に厚めのゴムがコーティングされている軍手です。
ガラスや金属加工のほか、土木・建設関係など、鋭利なものを扱う場所でも使用されます。
 

 
 

普通透明ガラスに飛散防止フィルムを貼って割ってみる

 
普通透明ガラスに飛散防止フィルムを貼って割ってみる
 
普通透明ガラスに飛散防止フィルムを貼り、同じようにハンマーで叩きます。
 
飛散防止フィルム無しのガラスに比べて、飛散は軽減されていることがわかります。
飛散防止フィルムを貼ることで、ガラスが割れたとしても、破片が落下するリスクを軽減できます。
 
 

強化ガラスの割れ方を実験

 
強化ガラスは強度が高く、割れにくいガラスです。
割れた際は破片が粉々(あられ状の粒)になるので安全ですが、破片は飛散します。
 
 

強化ガラスをそのまま割ってみる

 
強化ガラスをハンマーで強く叩いても、割れることはありません。
 
強化ガラスを割るための道具として、緊急脱出用具・トヨタレスキューマン3ハンマー&カッターを使用しました。
※あくまで実験ですので真似はしないようにしてください。
 

強化ガラスは粉々になるが処理の際は耐切創手袋を使用する

強化ガラスは粉々になるが処理の際は耐切創手袋を使用する
 
このように粉々に砕けました。
強化ガラスの破片は粉々になりますが、素手で触れると切れてしまうことがあります。
処理の際、普通の軍手でも切れてしまうこともあるため、耐切創手袋を使用してください。
 
また、強化ガラスは粉々になるものの、ある程度固まった状態で落下してくることがあります。
大きな塊が落下すると怪我をするリスクがありますので、充分注意してください。
 
 

強化ガラスに飛散防止フィルムを貼って割ってみる

 
強化ガラスに飛散防止フィルムを貼れば粒状にひび割れても破片は飛散しません
 
強化ガラスに飛散防止フィルムを貼れば、粒状にひび割れても破片は飛散しません。
大きな塊ができても、落下するリスクを軽減できて安心です。
 
 

網入りガラスの割れ方を実験

網入りガラスの場合強度としてはフロートガラスと比べ割れやすい
 
続いて、網入りガラスにハンマーを叩きつけ、どのように割れるのか検証します。
 
網入りガラスの場合、強度としてはフロートガラスと比べ割れやすいです。
しかし網が入っていることで破片が落下する可能性は少なく、飛散防止効果があります。
 
わずかながら飛散するものの、ほぼ原形を保っている状態です。
 
 

合わせガラスの割れ方を実験

合わせガラスは万が一割れても破片が落下する可能性はほぼありません
 
合わせガラスは、万が一割れても破片が落下する可能性はほぼありません。
現時点では最も安全性が高く、地震対策としては有効なガラスといえます。
 
網入りガラスや合わせガラスの場合、万が一割れてもすぐに落下してくる可能性は低いです。
 

ただし、粉々に割れた際、ガラス表面の細かい破片や、角の部分にできる小さな破片などが落下してくることがあります。
老朽化したトップライトが粉々に割れた際には、ガラスが崩れ落ちてくる可能性もありますのでご注意ください。
 
 

各ガラスの割れ方について動画でも詳しく解説!


 
動画でもガラスの飛散について詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。
 
 

ガラスの地震対策と割れ方のまとめ

地震対策としてガラスを検討する場合最も有効なガラスは合わせガラス
 
地震対策としてガラスを検討する場合、最も有効なガラスは合わせガラス、続いて網入りガラスです。
 
強化ガラスも破片が粉々になるので、破片で大ケガをする危険性がなく安全です。
しかし、割れたときに飛び散るため、飛散防止フィルムなどを貼ったほうがより安全です。
 
一般のガラスは安価ですが、やはり割れたときのことを考えると危険です。
割れた時危ないような場所に設置するガラスは、飛散防止フィルムを貼ることをおすすめします。
 
弊社では普通透明ガラスをはじめ、輸入デザインガラスに飛散防止フィルムを貼ってお届けしています。
 
 

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及び国内強化加工メーカーによるJIS R3206強化ガラス規格適合品を取り扱っております。

詳しくは強化ガラス専門店をご参照ください。
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