2019年2月28日 公式youtubeチャンネル

【プロ直伝!失敗しないためのガラスカットのコツ】~前編~

DIYでも木やアクリル、金物等は切ることはありますが、ガラスを切ることはなかなかないと思います。

実際、ホームセンターにもガラスカッターは置いてあり、強化ガラスでない通常のガラスであればカットは可能といえば可能なのですが、
普段あまりカットしていないお客様には、「当方でカットするので原寸でご注文下さい」と伝えています。
それでも例えばDIYで窓枠を作って、古くから窓にはまっていたガラスをカットして再利用したい。

という方のために「失敗しないガラスカットのコツ」について

前編と後編に分けてご説明したいと思います。

ちなみにコダマガラスでは

当方でガラスをご注文いただいたお客様で、サイズ間違い等によるカット直しは対応しておりますが、
お客様が別に手配されたガラスのカットサービスは現時点では対応はしておりません。

あらかじめご了承ください

ガラス切断とは

例えば紙をハサミで切る場合であれば、紙の繊維をハサミで断ち切っており、木をノコギリで切る場合は、木を少しずつのこぎりで削って切り離すことで切断しています。

では、「ガラスを切る」とはどういうことか?

ガラスは切りすじを入れて折ることで切断しており、断ち切ったり、削ったりするのではなく
正確には「割る」というのが正しい表現になります。

ガラスは割れる時にさまざまな形に割れますが、例えばそれを真っ直ぐに割るという事がガラスを切るという事になります。

ガラス切断の原理

ガラスはガラスカッターで「にゅう」と呼ばれる割れ目を入れ、そのにゅうをともなった切りすじに力を加えるとにゅうの先端部に大きな引っ張り力が生じてにゅうが成長してガラスが切断されます。

このにゅうの形状が重要であり、ガラスに釘で傷をつけても正しく切断することはできず、ガラスカッターによって割りやすいにゅうを作ることで綺麗にカットすることができます。

【ガラスカッターでにゅうをいれる】

■ガラスカッターの持ち方

持ち方について私は親父からこのように持つよう教えられたので邪道な持ち方にはなるのですが

通常はこのように持ちます。

真っ直ぐに切る際は定規を使って刃の部分を当てて真っ直ぐに引くようにして切断します。

ガラスの刃はこのような形状になっていますので、もちろんこのように傾いてもダメですし斜めになってもダメです。

失敗しないポイント

定規に対して横方向のたおれについて、真っすぐがベストなのですが、刃先が外側に倒れてしまうとカットしたい寸法から大きく外れてしまうので

どちらかといえば若干内向きに倒れる位の気持ちでカットした方が失敗は少ないです。

前後の倒れについて、これも真っ直ぐがベストなのですが、
手前側に倒れると刃先がガラスに当たらない場合があるので

どちらかと言えば立ち気味にした方が失敗は少ないです。

定規に対する刃の向き

斜めになると綺麗なにゅうが入らないので、真っ直ぐ定規に沿ってカットする必要はあります。

真っ直ぐ同じ角度で、均等な力加減で、同じ速度で切りすじを入れるのがポイントです。
グラグラとしたり、力が緩んだり、途中で止まることもNGです。

【ガラスカッターの力加減】

力加減についてホイールカッターの力加減は通常2㎏~5kgとされています。

力が弱すぎてもダメです し、フルパワーで押してももちろんだめです。
また、角度によっても適当な力の範囲があるのですが、どちらかというと寝ている方が力は不要とされています

【ガラスカッターでにゅうを入れる時の注意点】

■切断の前に油を塗る

ガラスは水に濡れているとカットができません。
ガラスは親水性で表面に水分が付きやすく、水分があるとにゅうが正しく入らず切りすじが割れてしまいます。

そのため、切断部分に油を塗って水をはじきます。
油は灯油を使用します。

ガラスカッターで切断する前に切断部分に灯油を塗り、またカッターの刃先にも灯油を塗っておくと、綺麗なにゅうを入れやすくなります。

■2回以上切らない

ガラスはカッターナイフでベニヤ板を切ったりするように、何度も切れば綺麗にカットできるというわけではありません。

ここでは綺麗なにゅうを入れることが重要です。
少し失敗したかも?と不安になってもう一度やっておこう。と考えがちですが、これは絶対にダメです。

何回も切ることでにゅうが深くなって折りやすくなるのでは?と考える方もおられますが、そうではなく2回以上切ってしまうと

にゅうが釘で傷をつけたようにボロボロになってしまい、正しく切断することができなくなります。

もし万が一失敗してしまった場合

ゆっくり割れないようにひっくり返して反対からもう一度チャレンジして下さい。

さらに失敗してしまった場合

イチかバチか折る工程に進むかサイズは変わりますが2mm~3mmずらして再チャレンジして下さい。

いずれにしても2回、3回と切りすじを入れるのは大きな間違いなので1回で切りすじを入れるようにして下さい。

如何でしたでしょうか?

今回は【プロ直伝!失敗しないためのガラスカットのコツ】~前編~ということで、「にゅう」という割れ目の入れ方についてご説明いたしました。

「綺麗なにゅうの切りすじを入れる」ということを頭に入れて、真っ直ぐ同じ角度で、均等な力加減で、同じ速度で切りすじを入れるというのポイントです。

ガラスを切るという作業も簡単そうでなかなか奥が深いということはなんとなく分かっていただけたかと思います。

次回はにゅうを入れた後の折り方についてご説明したいと思います。

ではまた来週

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