ガラスカッターの使い方の基本を解説!失敗しないガラスの簡単な切り方
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社ではさまざまなガラス・ミラーを取り扱っています。
この記事では「失敗しないガラスカットのコツ」について詳しく解説します。
DIYで古いガラスを使って再利用したい方や、ガラスを切ったことがない方はぜひ参考にしてください。
また、ガラスの切り方は動画でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
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もくじ
ガラスのカット(切断)とは?正確には「切る」ではなく「割る」!
紙を切る場合であれば、紙の繊維をハサミで断ち切ります。
木を切る場合は、木を少しずつのこぎりで削って切り離します。
ガラスは、切すじを入れて折ることで切断できます。
ガラスは断ち切ったり、削ったりして切断するのではなく「割る」というのが正しいです。
ガラスを切断の原理とは?割れ目を入れて力を加える
ガラスカッターで「にゅう」と呼ばれる割れ目を入れる
「にゅう」をともなった切りすじに力を加える
「にゅう」の先端部に大きな引っ張り力が生じて「にゅう」が成長してガラスが切断される
この「にゅう」の形状をいかに理想的に作るかがガラスを切断するポイントです。
もし釘などで傷を入れた場合、ガラスのにゅうは不適切に入ってしまい、仕上がりに影響が出てしまいます。
ガラス切断に必要な道具は6つ!
ガラスの切断に必要な道具は以下の6つです。
- ガラスカッター
- 定規 厚み1cm程(ゴム付き)
- 定規ハサミ
- 油性マジック マッキー(極細)
- 灯油
- ゴム手袋
ガラスカッターの使い方を解説!
ここからは、ガラスカッターの使い方を解説します。
ガラスカッターの上の部分から灯油を入れる
このとき、フタを閉めきると灯油が出ないので少し開けるようにします。
ガラスカッターの持ち方はペンを持つときのようにする
ガラスカッターの持ち方は、ペンを持つときの持ち方に似ています。
ガラスカッターのガラスの当てるときの角度
ガラスカッターへの力加減は弱すぎても強すぎてもNG!
ガラスカッターへの力加減は、通常2kg~5kgとされています。
力が弱すぎてもダメですし、フルパワーで押しても適切ではありません。
角度によっても適切な力の範囲があります。
一般的に、ガラスカッターを寝かせている方が力は不要です。
ガラスににゅうを入れる前の注意点
ガラスの同じところを2回以上切らない
間違えたときに同じところをもう一度切ってはいけません。
ガラスは、何度も切ればキレイにカットできるわけではありません。
逆に2回以上切ると「にゅう」がボロボロになってしまいます。
もし失敗したらどうする?
ゆっくり割れないようひっくり返して反対からもう一度チャレンジしましょう。
ガラスは水に濡れていると綺麗に切断できない
ガラスは親水性なので、表面に水分がつきやすいです。
水分があると「にゅう」が正しく入らず切りすじが割れてしまいます。
そのため灯油を塗ってから切断することで、水分をはじくようにします。
ガラスへの「にゅう」の入れ方を解説!
カットする場所に定規を合わせる
カットする場所に灯油を塗る
カットする位置に灯油を塗ります。
これで水分をはじき、「にゅう」を正しい場所に作れるようになります。
カットする場所にガラスカッターを合わせる
カットする位置にガラスカッターを合わせます。
合わせる角度や持ち方は、この記事や動画内で紹介しています。
上から下に線を引くように切る
ガラスカッターを合わせたら、上から下へ千を引くように切ります。
このとき、力は弱すぎず、押し当てすぎないようにしましょう。
真っ直ぐ同じ角度で、均等な力加減で、同じ速度で切りすじを入れるのを意識することがポイントです。
ガラスカット前編のまとめ!ガラスの折り方の詳細は後編で解説!
ガラスへの「にゅう」という割れ目の入れ方や注意点について、はじめて目にした方も多いかもしれません。
「綺麗なにゅうの切りすじを入れる」ポイントは、真っ直ぐ同じ角度で、均等な力加減で、同じ速度で切りすじを入れることです。
ガラスを切るという作業も、簡単そうでなかなか奥が深いところがあります……。
次回は「ガラスカット後編」は、にゅうを入れた後の折り方について詳しく解説します。
ガラスカットについて、詳しく解説した動画はこちらから視聴できます!
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