壁面のニッチにクランプタイプの金具を両サイドに一つずつ使って棚ガラスを設置する方法
ニッチの壁面に棚ガラスを設置する際、受け金具をニッチの正面に付ける場合と両サイドに付ける場合があります。
壁の仕上げが正面側にエコカラットやアクセントクロス及び鏡等で装飾することも多く、棚ガラスを設置してもできるだけスッキリとさせて金具は目立たせたくない所だと思います。
下地が木としてエコカラットやクロスであれば上からビス止めも可能ですが、金具は正面に付けるより両サイドに付けた方が目立ちにくくなります。
金具を両サイドに取り付ける場合、ダボタイプを使用することが多く、通常両サイドに2ケずつビス止めします。
ダボタイプの場合は金具の上にガラスが乗るだけなので、必ず両サイドに2ケずつ金具が必要になり、奥行サイズが小さくなると金具が目立ってしまいます。
クランプタイプの金具を使うことで奥行サイズによっては金具一つで使用することも可能ですが、
金具はどのタイプを選べば良いのか?位置はどこに取り付ければ良いのか?または安定性はあるのか?
等、こちらにあります簡易的なニッチの棚へ実際に取り付けてみて検証していきたいと思います。
クランプタイプの金具の種類について
クランプタイプの金具は、2880型、2881型、2885型、2884型、2876型の5種類あります。
それぞれ何が違うか?と言いますと、見た目の形状と金具を止めるビス穴が1つなのか2つなのか?という違いがあります。
それぞれ2880型、2876型はビス穴が1つで、2885型、2881型、2884型はビス穴が2つあいています。

形状的には2880型が一番シンプルで目立ちにくくなるのですが、おススメはビス穴が2つあいてるタイプで2885型か、2881型となります。
では一度2880型で固定するとどのようになるのか試してみたいと思います。
金具をガラスの中心に取付ます。奥行200の棚ガラスでもそこそこ持ちますが若干安定感は無いように思います。
また、ビス穴が1つなので金具が回転してしまいます。
2880型を使用する場合はダボタイプと同様に2ケずつ取り付けた方が良いです。
ただ、ダボタイプと違ってきっちりと挟み込むので地震がきても外れる心配はありません。
続いて2881型で固定してみます。
この場合は奥行の中央で固定しても端の方で固定しても特に問題はありません。
更に2885型で固定してみます。
2885型の場合でも、奥行及び端の方で固定しても特に問題はありません。
金具一つで使用する場合、棚の奥行の中央で固定した方が安定感はありますが、できるだけ見せたくない場合は奥の方で固定する事でより目立たなくさせることもできます。
但し、通常クランプタイプ金具は奥行300mmで耐荷重は10㎏までとなるので、ニッチの幅が600mm以上あって、10㎏以上の重たいものを乗せるような場合は中央で固定するようにして下さい。
発注の際の注意点について
【幅寸法について】
2881型及び2885型タイプの金具は厚みが3mmあります。
クランプタイプの金具を両サイドに取付て固定する場合、
取り付ける部分のサイズが540mmだとすると3mm+3mmとクリアランスとして4mmみて開口寸法-10mmがガラス寸法となります。
【奥行寸法について】
奥行寸法はニッチの開口寸法と同じでも良いですが、ガラスが前に出るかは少し凹んでおいた方が安全で見栄えも良いので、奥行の開口寸法から-2mm~-5mmした方が良いです。
ガラス種類は強化ガラスを使用し、厚みは6mm、8mm、10mmで使用ができます。
また、ガラス幅の最大寸法は600mm、奥行寸法は300mmを目安とし、それ以上の場合はクランプタイプの金具の場合でも両サイド2ケずつ使用するようにして下さい。
ポイントは
2885型もしくは2881型を使用
金具の取付位置は中央にか奥側でもOK
幅寸法は600mmまで、奥行寸法は300mmまでだったら金具は1つでOK
ガラス幅寸法は開口寸法から-11mmする。
その他詳しくは動画説明欄の販売サイト「ガラス棚専門店」をご覧いただくか株式会社コダマガラスまでご連絡ください。
以上壁面のニッチにクランプタイプの金具を両サイドに一つずつ使って棚ガラスを設置する方法でした
ではまた来週
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詳しくはガラス棚専門店をご参照ください。
