2020年1月9日 DIYシリーズ

オイルガードをコの字チャンネルで取り付ける方法!ガラスを上下左右で固定する場合の仕上げ方

こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。


「オイルガードを取り付けたいけど、衝撃で取れたらどうしよう」
「オイルガードがぐらつかないよう、しっかり取り付けたい!」

キッチンにオイルガードを取り付けたい方の中には、このように思う方も少なくありません。

本記事では、強化ガラス製オイルガードを、コの字チャンネルで取り付る方法を紹介します。
上下左右の辺をコの字チャンネルで固定するため、オイルガードを揺さぶっても安心です。

動画でも詳しく解説していますので、ぜひあわせて参考にしてください。

対面カウンターに設置するL型コ型の『強化ガラス製のオイルガード』をオーダーする方法

コの字チャンネルを「上下だけ」と「上下左右」で設置したときの違いとは?

以前、オイルガードを設置する際、金具のビス止めができない場合について解説しました。

この場合、上下の2か所、または上下+壁側の3か所にコの字チャンネルを使用してオイルガードを固定しました。

2つの違いは見た目と強度・保護力

上下左右にコの字チャンネルを使う場合と、上下の2か所にコの字チャンネルを使う場合には違いがあります。

大きく違うのは『見た目』『強度=保護力』です。

両者の違いや特徴、おすすめの用途について解説します。

コの字チャンネルをつける位置による見た目の違い

コの字チャンネルをつける位置による見た目の違い

まずは、上下左右にコの字チャンネルを使った場合です。
ガラスの端部(小口)に枠が付くので、オイルガードの存在感が出ます。

正面から見た際、すっきりした印象になるのは上下にコの字チャンネルを使用した場合です。
しかし横から見た際、上下のコの字チャンネル接着部分が見えてしまいます。

上下左右にコの字チャンネルを使うと接着部分を隠せる

上下左右にコの字チャンネルを使うと接着部分を隠せる

次に、上下左右にコの字チャンネルを使った場合です。
左右のコの字チャンネルが接着部分を覆うので、横から見ても接着部分は見えません。

このように、正面から見た場合と横から見た場合で違いが生まれます。
どちらの見た目を重視するかが取り付け方のポイントです。

オイルガードのガラスの強度や保護する力の違い

オイルガードのガラスの強度や保護する力の違い

ガラスは小口(端)に硬いものがぶつかると割れるおそれがあります。

オイルガードに使用する強化ガラスは、面の強度が高いです。
しかし、小口に強い衝撃が加わると破損する弱点があります。

上下左右にコの字チャンネルを使うと、ガラスの小口が保護されます。
これにより、フライパンや食器類をぶつけても、ガラスが割れるリスクを下げられます。

耐久性や安全性を重視したいなら、上下左右にコの字チャンネルを使うことがおすすめです。

上下左右にコの字チャンネルをつけるオイルガードの施工方法

上下左右にコの字チャンネルをつけるオイルガードの施工方法

ここからは、上下左右にコの字チャンネルを取付けるオイルガードの施工方法を解説します。
施工と言うと難しく感じますが、DIYでも取り付けることができます。

上下の位置を確認し金具をビス止めする

上下の位置を確認し金具をビス止めする

まず、上下の位置を確認して金具をビス止めします。

コの字チャンネルには皿穴が開いています

コの字チャンネルには皿穴が開いています。

木素材のビスを同梱していますので、下地が木の場合はご使用ください。

ビス止めができない場合は、接着でもOK

ビス止めができない場合は、接着でもOKです。
今回は両面テープで接着します。

オイルガードとなる強化ガラスをコの字チャンネルにはめ込む

オイルガードとなる強化ガラスをコの字チャンネルにはめ込む

上下コの字チャンネルを取り付けたら、ガラスをはめこみます。

緩衝材となるセッティングブロックを下側のコの字チャンネルに敷き、ガラスをセットします。

オイルガードを壁付けで設置する場合

オイルガードを壁付けで設置する場合

壁とは反対側のガラスが8mm~10mm程度出る位置で調整します。

上下の金具から出る幅が合うよう、PPバンドを使って建付けを調整して下さい。

少し出させた部分にコの字チャンネルを取り付けますので忘れないよう注意しましょう。

オイルガードを壁付けしない場合

オイルガードを壁付けしない場合

壁付けで取り付けない場合は、両サイドのガラスが8mm~10mm程度出る状態にします。

これは、あとから左右にコの字チャンネルを取り付けるためです。

左右の出幅を割り振り、上下の出幅も合うよう、PPバンドを使って建付けを調整します。

バックアップ材でガタ付きを固定する

バックアップ材でガタ付きを固定する

このままでは、コの字チャンネルの中でガラスがガタガタしてしまいます。

バックアップ材を使い、ガラスをコの字チャンネルの中心に仮固定します。

バックアップ材をガラスの両面両サイドに差し込む

バックアップ材をガラスの両面両サイドに差し込む

バックアップ材は、ガラスの幅の1/6程度の下側の位置に、両面両サイドに差し込みます。

このとき、バックアップ材がコの字チャンネルよりはみ出ないよう気をつけます。
はみ出ないようにすれば、コーキングや仕上がりがより良く仕上がります。

ただし、中に押し込みすぎると、ガラスの上下に回り込んでしまいます。
バックアップ材は真っ直ぐ平行に、少しずつ差し込んでください。

縦のコの字チャンネルを仮固定する

縦のコの字チャンネルを仮固定する

ガラスの両サイドへ、縦向きのコの字チャンネルを被せ、バックアップ材で仮固定します。

強く押しすぎるとガラスが動くので、慎重に固定しましょう。

コーキングをする前にマスキングテープで養生する

コーキングをする前にマスキングテープで養生する

仮固定ができたら、コーキングして仕上げます。
コーキング後の汚れを防ぐため、マスキングテープで養生します。

コの字チャンネル側は、コの字チャンネルの角に合わせて貼って下さい。

このとき、テープが内側に入ると仕上がりに影響します。
外側にはみ出すほうが失敗が少なくなります。

コの字チャンネルより2mm~3mm程度ガラスが見えるラインで貼ります

ガラス側のマスキングテープは、コの字チャンネルより2mm~3mm程度ガラスが見えるラインで貼ります。

コーキング用のヘラによって、コーキングの際の力加減が異なります。
マスキングテープを貼ったら、一度ヘラをあわせて具合を確認するのがおすすめです。

オイルガードをコーキングで仕上げる

オイルガードをコーキングで仕上げる

シリコンを充填し、コーキング用ヘラで仕上げます。

コーキングを始めて10分以内に作業を終わらせるのが目安

このとき、時間をかけすぎると表面が乾き始めてしまいます。

コーキングを始めて、10分以内に作業を終わらせるのが目安です。

清掃しマスキングテープを剥がせばオイルガードの設置が完了!

清掃しマスキングテープを剥がせばオイルガードの設置が完了

最後にマスキングテープをはがし、掃除すれば完了です。

シリコンがガラスや金物に付着した場合は、灯油やアルコールで拭き取る

シリコンがガラスや金物に付着した場合は、灯油やアルコールで拭き取って下さい。

ガラスであれば、アルコールで拭けば綺麗になります。

まとめ|オイルガードを上下左右のコの字チャンネルで固定する方法

上下左右に金具を取り付け、オイルガードをしっかり固定すれば、使用中も安心です。
DIYでも十分取り付けられるので、キッチンのサイズに合ったオイルガードが設置できます。

弊社では、オイルガードや取付金具、施工なども承っています。

お問い合わせはWEBサイトからお気軽にご相談ください。

対面カウンターに設置するL型コ型の『強化ガラス製のオイルガード』をオーダーする方法

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