ガラスの安全な持ち運び方とは?ガラスの運搬方法や置き方のおすすめポイント6つを解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社ではさまざまなガラス・ミラーを取り扱っています。
本記事ではガラスの持ち運び方を解説します。
動画でも詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてください。
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もくじ
ガラスの安全な持ち運び方とは?
ガラス板は、小さなものから大きなもの、細長いものなど様々な形状にカット・加工されます。
ショッピングに出かければ、自分の体よりも大きなガラスに出会うことも珍しくはありません。
身長よりも大きい、しかも割れやすいガラスをどうやって安全に運んでいるのでしょうか。
ガラスは立てた状態で持つ
ガラスを運ぶときは平らな状態にはせず、立てた状態にして運びます。
面を上にして端を持って持ち上げると、板の内側部分がたわんでしまいます。
ガラスのたわみを検証する実験では……
過去には、ガラス板のたわみを検証する実験を行いました。
ガラスの面を上にして持ち運ぶと、たわみやすくなり危険です。
ガラスの厚みや形状によっても力のかかり方は様々です。
しかし、立てた状態で運べば面に力がかからず、たわむことはほとんどありません。
ガラスは縦長のものよりは横長のものが安全
ガラスは基本的に横長の向きで運ぶ方が安全です。
ガラスを運び入れる場所は様々なので、両サイドを持ち縦長で運ぶケースもあります。
縦長の向きで持ち運ぶと重心が高くなってしまい、バランスがとりにくい状態になります。
なるべく重心の低い横長の向きで運びましょう。
ガラスを持つ位置は下と上(もしくは前)
ガラスを持つ手の位置は、立てた状態の下と上を支えるようにします。
このとき、利き手を下にして重量を支えてください。
利き手と反対の手は、ガラスの上端か前の横を持つようにします。
ガラスの下側を両手で持つのは危険!
木の板を運ぶような感覚で両手で下を抱えるように持つと、ガラス板が前に倒れたときに支えることができず、非常に危険です。
※両手で下を持つ持ち方は危険なので絶対に真似しないでください
ガラスを持つ下の手は板の中心より後ろ側にする
また、下の手はガラスの中心よりも後ろ側にするとバランスがとりやすくなります。
ガラスの傾きを体に預ける「たおれ」
ガラスの傾きを体に預けることを「たおれ」と言います。
利き手で下を持ち重量を支え、反対の手では上側を持ちガラスの「たおれ」を自分の方に引き寄せます。
背負うようにして体にガラスを密着させると運びやすくなります。
ガラスの置き方にも注意!
持ち運びに細心の注意を払って運んだ後、ガラスを置くときにも注意が必要です。
ガラスを床に直接置かない
大理石やコンクリート、タイルなどの固い床にガラスを直接置くとガラスが割れてしまいます。
床がフローリングであってもガラスが欠けたり、フローリングにキズがつく可能性もあります。
また、エアーパッキンでガラスを巻いていても、養生なしでそのまま置くと欠けてしまうことがあります。
ガラスは雑誌などの養生になるものを用意してその上に置く
雑誌などある程度厚みのある柔らかいものを2つ用意してその上に置いて頂くと、割れや欠けを防ぐことができます。
弊社では「リンギ」という木材にカーペットを切り貼りした道具を使用しています。
養生となるものの上に置くことで、手が挟まることもなく、安全にガラスを仮置きできます。
ガラスを安全に持ち運ぶ方法のまとめ
- ガラスは立てた状態で持つ
- 縦長よりは横長の方が安全
- ガラスを持つ位置は下と上(もしくは前)
- 倒れないようにガラスの傾きを体に預ける
- 床に直置きしない
ガラスの持ち方の基本は、ガラスの形が変わっても共通しています。
上記の点に気をつければ、安全にガラスを運ぶことができます。
ガラスのことについての疑問やご相談事がございましたら、お気軽にコダマガラスまでお問合せください。