DIYでガラス扉を後付け!棚やカラーボックスにガラス扉を取り付ける方法を解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
- 家の家具をリメイクしてガラスの扉をつけてみたい
- 割れたガラス扉を自分で取り替えてみたい
- ピッタリあうサイズのガラスがどれかわからない
ガラス扉の取り付けについて、難しく感じられている方は多いです。
DIYでガラス扉を取り付ける方法がわかれば、オリジナルのリメイク家具を作ることもできそうですよね。
ここでは、ガラス扉をDIYで取り付ける方法について詳しく解説します。
なお本記事では、カラーボックスにスライド蝶番という金具を使ってガラス扉を取り付けています。
動画でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
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もくじ
ガラス扉を取り付けるにはスライド蝶番を活用しよう!
今回は、カラーボックスにガラス扉を取り付けます。
取り付けには「スライド蝶番」という金具を使用します。
スライド蝶番とは?
スライド蝶番は数多くの種類があります。
今回使用するのはGM100シリーズです。
同シリーズの金具は、下記3つでワンセットです。
- スライド蝶番本体
- マウンティングプレート(取付座金)
- 正面プレート
また、スライド蝶番にはかぶせタイプやインセットタイプといった仕様の違いがあります。
スライド蝶番のかぶせタイプとは?
かぶせタイプのスライド蝶番は、枠にガラスがかぶさり、枠の外側で扉が開閉します。
今回は9mmかぶせのタイプを使用しています。
9mmかぶせは丁番側が9mm重なります。
戸先側と上下の重なり幅は、取り付ける場所に合わせて決定します。
なお、動画では戸先と上下も9mm重なるようにしています。
スライド蝶番のインセットタイプとは?
インセットタイプは、枠の内側にガラスが収まり、扉が開閉するタイプです。
ぴったりサイズで収まりが良すぎると、開閉できなくなってしまいます。
そのため、ガラスと開口寸法との隙間(クリアランス)を上下左右2~3mmずつ設けるのが基本です。
スライド蝶番のキャッチ機能の有無は重要!取り付け前にチェックしよう
スライド蝶番にはキャッチ機能があるものとないものがあります。
- キャッチ機能ありの場合:扉が特定の角度でピタッと止まります。
- キャッチ機能なしの場合:止まることなく、スムーズな動きになります。
インセットタイプの場合はキャッチ無し、かぶせタイプの場合はキャッチ付きで使用することが多いです。
お好みで決めていただけます。
なお、動画ではかぶせタイプ・キャッチ付きのスライド蝶番を使用しています。
正面プレートの仕上げは3種類ある
正面プレートの仕上げは、シルバーヘアライン、スモークヘアライン、ブラックの3種類です。
枠に合わせて選ぶことができます。
ガラス扉取り付けには蝶番以外に必要なオプションもある!
かぶせタイプでキャッチ機能ありのスライド蝶番の場合、つまみや取手が必要です。
これは、閉まるときにはバタンとすべて閉まってしまうためです。
インセットタイプでキャッチ機能なしの場合は、マグネバン、マグネットキャッチ(プッシュラッチ)、もしくは鍵がオプションで必要です。
動画で使用しているスライド蝶番は、キャッチ機能ありのかぶせタイプなので、オプションでつまみを使用します。
ガラス扉のガラスの寸法はどうする?
ガラス扉のガラス寸法は、使用する金具の適応サイズを基準に考えます。
今回使用するGM100シリーズで取付可能なガラスサイズは、幅寸法300mmまでです。
高さ寸法は、2個の場合は600mmまで、3個の場合は1200mmまでです。
※幅寸法300mm以上500mm以下の場合、別シリーズの金具で対応いたします。お気軽にご相談ください。
金具に適応するサイズであり、取り付ける場所の開口寸法と金具のタイプから、ガラスの大きさを算出します。
ガラス扉のガラスのサイズの計算方法
かぶせタイプの場合は、開口寸法に重なり幅を加えたものがガラスサイズです。
インセットタイプのガラスサイズは、開口寸法に対して幅と高さともに-4~-6mmとして考えます。
弊社では、ガラス扉のガラスサイズ指定がない場合……
- インセットタイプは開口寸法からの隙間を3mmとしてガラスサイズを算出します。
- かぶせタイプの場合は、枠の厚みによってガラスが納まらない場合があります。
そのため、必ずガラスサイズをご指定いただくようにお願いしています。
ガラス扉に使用するガラスの厚みはどのくらい?
ガラスの厚みについてはGM100シリーズに適応するガラス厚みは4~6mmです。
通常は5mmを使用します。
スライド蝶番位置は、上下より70~100mm程度を中心とします。
弊社では位置の指定がない場合、ガラスの端から75mmずつ内側を蝶番位置の中心としています。
ガラス扉のガラスの種類は何にすれば良い?
ガラス扉として使用するガラスは、強化ガラスがおすすめです。
フロートガラス(普通のガラス)でも使用できないことはありません。
しかし、割れることが多いため強化ガラスで製作すると安心です。
他にも、下記のようなガラスが使用できます。
- 強化加工したスモークガラス(熱線吸収板ガラス)
- 高透過ガラス
- フロストガラス
切断面の処理は、通常の糸面磨きで対応可能です。
スライド蝶番GM100シリーズを使ったガラス扉の取り付け方法を解説!
今回は下記の道具を使用して、ガラス扉の取り付けを行います。
- プラスドライバー
- 充電ドライバー
- ノミ
- 細めのキリ
ガラスにマウンティングプレート(取付座金)を取り付ける
まずはマウンティングプレートを取り付けます。
マウンティングプレートは、画像のものを使用します。
高さの位置は、ガラスの端から75mmがセンターです。
今回は枠に対して重なり幅が9mmなので、枠の内側からは66mmをセンターとします。
枠の前面から12mmの位置とそこから23mmの位置に印をつけ、ビス止めしていきます。
ガラスにスライド蝶番本体をセットする
ガラスに蝶番本体をセットします。
蝶番本体をセットしたら、正面プレートをねじを使って取り付けます。
スライド蝶番をマウンティングプレートにセットする
スライド蝶番をマウンティングプレートにセットします。
マウンティングプレートの中央にあるねじを緩めると、スムーズにセットできます。
その後は前後の奥行きの建付けを調整しながら中央のねじを締め、蝶番本体とマウンティングプレートを固定します。
左右にあるねじを締めたり緩めたりして、上下左右の建付けを微調整しましょう。
オプションを取り付ける
扉の開け閉めタイプによって必要なオプションが変わります。
今回はつまみを取り付けました。
取り付け方法は基本的にかぶせるだけと簡単です。
まとめ|ガラス扉の取り付けはDIYでもできる!
ガラス扉には開け閉めのタイプやオプション、ガラスの種類など、組み合わせを考える楽しさがあります。
弊社では取り付け部分の開口寸法をご連絡いただければ、サイズに合わせたガラスと金具をセットでお届けいたします。
ガラス扉をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。