【ガラスDIY】GM100シリーズを使ってガラス扉を設置する方法
もくじ
1.ガラス扉をDIY
お店のショーケースやテレビ台の扉などで見かけるガラス扉。
実はこれ、ご家庭でもDIYで取り付けできちゃうんです!
今週の動画ではカラーボックスにスライド蝶番という金具を使ってガラス扉を取り付けています。
このブログ記事でも解説しておりますので、ガラスDIYの参考にいただければと思います!
2.今回使用するのはGM100シリーズ
スライド蝶番は数多くの種類がありますが、今回の動画で使用するのはGM100シリーズ。
同シリーズの金具は、スライド蝶番本体、マウンティングプレート(取付座金)、正面プレートの3つでワンセットとなります。
また、スライド蝶番にはかぶせタイプとインセットタイプなど仕様の違いがあります。
1.かぶせタイプ
かぶせタイプは枠にガラスがかぶさって枠の外側で扉が開閉します。
今回の動画では9㎜かぶせのタイプを使用しています。
9mmかぶせは丁番側が9mm重なりますが、戸先側と上下の重なり幅は取り付ける場所に合わせて決定します。
動画では戸先と上下も9mm重なるようにしています。
2.インセットタイプ
対してインセットタイプは、枠の内側にガラスが収まり扉が開閉するタイプになります。
ぴったりサイズで収まりが良すぎると開閉ができなくなってしまうので、このタイプではガラスと開口寸法との隙間(クリアランス)を上下左右2~3mmずつ設けるのが基本となります。
3.キャッチ機能の有無も重要
スライド蝶番にはキャッチ機能があるものとないものがあります。
キャッチ機能ありのスライド蝶番は扉が特定の角度でピタッと止まります。
キャッチ機能なしの場合ピタッと止まることはなくスムーズな動きになります。
インセットタイプの場合はキャッチ無し、かぶせタイプの場合はキャッチ付きで使用することが多いですが、お好みで決めていただけます。
動画ではかぶせタイプなのでキャッチ付きのスライド蝶番を使用しています。
4.正面プレートの仕上げは3種類
正面プレートの仕上げは、シルバーヘアライン、スモークヘアライン、ブラックの3種類。
枠に合わせてお選びください。
5.蝶番以外に必要なオプションも
かぶせタイプでキャッチ機能ありのスライド蝶番の場合、閉まるときにはバタンと閉まり開けるときにはつまみや取手が必要になります。
インセットタイプでキャッチ機能なしの場合はマグネバン、マグネットキャッチ(プッシュラッチ)、もしくは鍵がオプションで必要になります。
動画で使っているスライド蝶番はキャッチ機能ありのかぶせタイプなので、オプションでつまみを使用しています。
3.ガラスの寸法はどうする?
ガラス寸法の考え方は、まず使用する金具の適応サイズを前提条件として考えます。
今回の動画で使用したGM100シリーズで取り付け可能なガラスサイズは、幅寸法300㎜までです。
高さ寸法は使用する金具の個数によって異なりますが、2個の場合は600㎜まで、3個の場合は1200㎜までとなります。
※幅寸法300㎜以上500㎜以下の場合はG100シリーズにて対応いたしますので一度ご相談ください。
金具に適応するサイズの範疇でありつつ、取り付ける場所の開口寸法と金具のタイプからガラスの大きさを算出します。
かぶせタイプの場合は開口寸法に重なり幅を加えたものがガラスサイズとなります。
インセットタイプのガラスサイズは開口寸法に対して幅と高さともに-4~-6mmとして考えます。
コダマガラスでは、ガラス扉のガラスサイズ指定がない場合、インセットタイプは開口寸法からの隙間を3mmとしてガラスサイズを算出しますが、かぶせタイプの場合は枠の厚みによっては納まらない可能性があるため、必ずお客様にてガラスサイズをご指定いただくようにお願いしています。
ガラス厚みについてはGM100シリーズに適応するガラス厚みは4~6mmとなりますが、通常は5mmを使用します。
また、スライド蝶番位置は概ね上下より70~100mm程度を中心とします。
コダマガラスでは位置のご指定がない場合、ガラスの端から75mmずつ内側を蝶番位置の中心といたします。
4.ガラスの種類は何にすれば良い?
スライド丁番GM100シリーズでガラス扉として使用するガラスは強化ガラスが良いです。
フロートガラス(普通のガラス)でも使用できないことはないのですが、割れることが多いため強化ガラスで製作するようにしています。
強化加工したスモークガラス(熱線吸収板ガラス)や高透過ガラス、フロストガラスも使用することができます。
切断面の処理は普通の糸面磨きで大丈夫です。
5.スライド蝶番GM100シリーズを使ったガラス扉の取り付け方法
こちらの道具を使用して、取り付けを行います。
1.マウンティングプレート(取付座金)を取り付ける
マウンティングプレートは、画像のものを使用しています。
高さの位置は、ガラスの端から75㎜がセンターですが、枠に対して重なり幅は9mmなので枠の内側からは66㎜をセンターとします。
枠の前面から12mmの位置とそこから23mmの位置に印をつけ、ビス止めしていきます。
2.ガラスにスライド蝶番本体をセットする
ガラスに蝶番本体をセットします。
蝶番本体をセットしたら、正面プレートをねじを使って取り付けます。
3.スライド蝶番をマウンティングプレートにセットする
スライド蝶番をマウンティングプレートにセットします。
マウンティングプレートの中央にあるねじを緩めると、スムーズにセットできます。
その後は前後の奥行きの建付けを調整しながら中央のねじを締め、蝶番本体とマウンティングプレートを固定します。
中央のねじの左右にあるねじを締めたり緩めたりして、上下左右の建付けを微調整しましょう。
4.オプションを取り付ける
扉の開け閉めタイプによって必要なオプションが変わりますが、今回はつまみを取り付けました。
取り付け方法は基本的にかぶせるだけと簡単です。
5.まとめ
撮影担当としては、ガラス扉といっても開け閉めのタイプやオプション、ガラスの種類もあって、考える楽しさがあるものだと感じました!
金具とガラスの種類もたくさんありますが、コダマガラスでは取り付け部分の開口寸法を教えていただければ、サイズに合わせたガラスと金具をセットでお届けいたします。
ガラス扉をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。
隔週木曜日 2週間に1本ペースでガラスやミラーに関する様々な動画をアップしていきます!
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