ガラスが欠ける原因とは?ガラスをぶつけると割れやすい素材6選を解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社ではさまざまなガラス・ミラーを取り扱っています。
ガラスに何かをぶつけると、当然割れてしまいます。
しかし、どんなものが割れやすいのか、割れにくいのか、という点についてはピンと来ない方も多いかもしれません。
今回は、「どの程度の固さのものがぶつかればガラスは割れるのか」という実験を行い、解説します。
実験の様子は動画でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
もくじ
ガラスをぶつけて欠けさせてしまうことが多い素材とは?
まずはガラスをぶつけて欠けさせてしまうものとして多い素材の例を挙げていきます。
代表的なものとしては、金物、大理石、ガラス、タイル、コンクリートなどです。
よくガラスを欠けさせてしまうのは大理石やタイル
なかでも欠けさせてしまうことが多い例は、床の大理石やタイルです。
ガラスを一時的に床に置く際などに、勢いあまって欠けてしまう場合が多いです。
ガラスはどのようなものにぶつけると割れやすいのか実証実験!
ガラスをメラミン化粧板や石にぶつけてみる
まずは、ガラスを勢いよく机の天板(メラミン化粧板)にぶつけてみます。
予行練習としてぶつけてみましたが、意外なことにガラスが割れる様子はありませんでした。
続いて、ガラスを同じように石素材にぶつけてみます。
先程のメラミン化粧板とは違い、ガラスに欠けが生じました。
このような欠けを「ハマグリ」と呼ぶことがあります。
実験のために用意した石は「御影石」で、屋外でよく使われている石材です。
「ガラスを扱うのであれば注意するだろう」と思いきや、実はぶつけてしまうことが多い素材です。
施工する場所によっては床が石材である場合もあります。
そのため、ガラス板をいったん床に置こうとして欠けさせてしまうことがあります。
床材を確認し、そっと置いた場合でも、欠けたり、ヒビが入ったりすることがあります。
ガラスを欠けさせないためには、緩衝材を置いてからガラスを降ろすことが重要です。
ガラスを金物にぶつけてみる
ガラスに金物を当てると、当然ながらすぐ割れてしまいます。
一般家庭では、床が金属というパターンは少ないかもしれません。
どちらかと言えば、金属の足場が置いてある施工現場で多い事例です。
しかし床だけではなく、蛇口など金属製のものにぶつけてしまうというパターンもあります。
移動先に金物がないか目視確認してから、ガラスを運ぶようにすると安心です。
お風呂場は蛇口などの金物や陶器が設置されていますので、特に注意が必要です。
蛇口の金具にガラスをぶつけてみると、あっという間にヒビが入ってしまいました。
ガラスとガラス同士をぶつけてみる
ガラスとガラスをぶつけると、想像以上に簡単にヒビや欠けが生じます。
ガラス同士をぶつけると実験中は100%の確率で欠けが生じました。
ガラスは並べて置くことも多く、注意が必要です。
設置場所によっては破損止めをつけて施工を行います。
木材やプラスチックにガラスをぶつけるとどうなるのか実験してみた
続いて、木材やプラスチックなどをぶつけるとどうなるのか検証します。
かなり力強く木箱にガラスをぶつけますが、割れる様子はありません。
プラスチック製のちりとりにもぶつけますが、ガラスは割れず欠けもヒビも生じませんでした。
ちりとりの方が破損しそうなぐらいの力でガラスをぶつけますが、やはり割れません。
石や金物にぶつけて欠けたときと同程度の力で木材やプラスチックにぶつけても、ガラスが欠けたり、ヒビが入ったりすることはありませんでした。
ガラスをぶつけたときに割れやすい素材まとめ
ガラスを石や金物にぶつけると、簡単に割れました。
木材やプラスチックなどの素材に、石や金物と同じくらいの勢いでぶつけても、ガラスに欠けやヒビは生じませんでした。
ガラスが割れるとき、角から割れてしまうことが多いです。
これはどれだけそっと置いたとしても、ガラスが完全に床と並行にはならず、角から床に当たってしまうためです。
ガラスを置く際は、緩衝材を用意してから置くようにしてください。
また運搬の際にも硬い素材の床や洗面器、蛇口などにぶつけないようご注意ください。
しかし、どうしても硬い床にガラスを置かなければいけないケースもあります。
どのようなものを緩衝材として使うのか、どのようにして緩衝材を配置すればいいのか?
また、緩衝材の上に置くときのガラスの置き方などを解説予定です。
シリーズ次回作にもご期待ください!