2021年12月14日 ミラーについて

鏡の留め具の選び方!大型ミラーや浴室鏡の取り付け金具について特徴や違いを解説

こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。

弊社では鏡だけでなく、鏡に合う金具もセットで販売しています。

鏡は、厚み3mmのミラーマットと変成シリコンでの貼り付けが標準施工です。
また、大きなサイズの鏡でも金具なしで接着できます。

では、金具はどのようなときに使用するのでしょうか。

本記事では、ハンガー金具、片長チャンネル、ミラーエッジ、コーナーエッジ、それぞれの特徴を解説します。

動画でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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ミラーの金具それぞれの特徴と用途を解説

ガラス鏡に使用する主な金具4つ

ミラー用の金具はそれぞれ特徴が異なります。
そのため、それぞれ適した設置場所や使用用途があります。

ハンガー金具とは?一般的なミラー用のステンレス製金具

ハンガー金具は他のミラー用金具と比べて小さい。

ハンガー金具はステンレス製の止め金具です。

1枚の鏡に対し、上端に2カ所、下端に2カ所、合計4つを取り付けます。

厚み5mmのミラー用で、金具の耐荷重は5kgです。

ハンガー金具は手洗い場や浴室などサイズの小さいミラーに最適

手洗い場や浴室など、サイズが小さい鏡の受け金具としてよく使用されます。

厚み5mmの鏡は、1㎡あたり12.5kgです。
計算上では、0.4㎡までのサイズであれば取り付けられます。

ミラーマットと変成シリコンで接着すれば、もう少し大きなサイズの鏡でも設置できます。

片長チャンネルは大きいサイズのミラーを取り付ける金具

片長チャンネルを手に持っている様子

片長チャンネルは、比較的大きいサイズの鏡を取り付ける際の受け金具として使用されることが多い金具です。

スポーツジムの連装ミラー

スポーツジムやダンススタジオなど、壁一面に大きな鏡を並べて貼り付ける場合にも採用されます。

片長チャンネルは上下に取り付けることが多いです。
また、上下左右の四方に取り付けることもできます。

取り付けた箇所を保護できるほか、鏡の端(小口)の保護にもおすすめの金具です。

片長チャンネルはミラーの小口部分が隠れてしまう

片長チャンネルとミラーエッジそれぞれをミラーに取り付けた様子

ただし小口部分が隠れるため、幅広面磨きをした鏡を設置したい場合には不向きな金具です。

片長チャンネルのバリエーションについて

バリエーションとして、以下の種類があります。

  • ステンレス製「ヘアーライン」、「鏡面」
  • アルミ製の「シルバー」、「ブロンズ」

ステンレスのヘアーラインは水回りでの使用が可能です。
浴室に横長に設置する場合にも使用します。

また、厚み5mmの鏡用、厚み6mmの鏡用の2種類があります。
片長チャンネルを使用する場合も、ミラーマットと変成シリコンを使って壁面に取り付けます。

片長チャンネルを使って連装ミラーを施工する風景

鏡を並べての設置、いわゆる連装ミラーを施工する際も使用します。
映像調整を行う関係で、ミラーマットは捨て貼りするか、使用せずに変成シリコンのみで接着します。

ミラーエッジは鏡の小口を保護するタイプの金具

ミラーエッジを手に持っている様子

ミラーエッジはL字の形をした金具です。
鏡の小口を保護する部材として、四方に取り付けて使用することが多いです。

ミラーとミラーエッジの取り付け方

まず、ミラーエッジを壁面にビス止めします。
その内側の壁にミラーマットと変成シリコンで鏡を貼り付けて設置します。

鏡を受ける金具というよりも、ミラーの端を保護する保護材に近いです。
金具を何もつけずに設置した鏡と比較して安全性が高くなります。
また、見た目も細い枠付き鏡のようなシャープな印象に仕上がります。

枠のサイズは、正面から見て3mm幅のものを使用することが多いです。

ミラーエッジのバリエーションについて

ミラーエッジのバリエーション

仕上げバリエーションは以下の4種類です。

  • 真鍮製:クローム、ゴールド
  • アルミ製ステンカラー:ブラック、ホワイト

お店の壁面や、フィッティングルームでよく使用されます。
また、タイル等との見切り材として使用することもあります。

洗面所や脱衣所で使用することもできます。
しかし、水がかかるような場所での使用には適さない金具です。

ミラーエッジは小口を覆わず保護材としても使用できる

片長チャンネルとミラーエッジそれぞれをミラーに取り付けた様子

ミラーエッジを取り付けても小口を覆う状態にはなりません。
そのため、小口を加工した部分が隠れない点が特徴です。

出隅にミラーを貼る際の保護材として使用することもできます。

ミラーエッジをコーナーエッジのように使うとこんな感じに

ミラーエッジを出隅の保護材として使用すると、また違った見え方になります。

コーナーエッジは出隅にミラーを取り付ける際に使用する金具

手に持つとコーナーエッジは手に持つとこんな感じ。

コーナーエッジは壁や柱などの出隅にミラーを取り付けるときに使用します。

コーナーエッジを使ったミラーの取り付け方

出隅の両方部分に鏡を貼る場合は、かちまけ(接合部においてどちらかの部材を優先して通すこと)で施工します。
ただし、往来が多く物がぶつかる可能性がある場合は、このミラーエッジを小口保護材として使用します。

コーナーエッジの取り付けはこんな感じ

設置する際は、出隅の角にコーナーエッジを取り付けてから壁面にミラーを貼り付けます。

まとめ|鏡の取付金具の選び方!不明点はお気軽にご相談ください

ミラーの取り付け金具ポイントまとめ

壁面に貼る鏡の厚みは、標準で5mmです。
そのため、取り付け金具も鏡の厚みを5mmとして作られたものが多いです。

また、厚み3mmのミラーマットを使用して貼り付けることが標準施工となります。
金具の受け部分は、鏡の厚み5mmとミラーマットの厚み3mmを合計した8mmで納まるように設計されています。

金具を使用しなくても、鏡の取り付けは可能です。
用途や使用場所に応じて金具を使用することで、より安全に鏡をご使用いただけます。

  • ハンガー金具は小さいサイズの鏡
  • 片長チャンネルは大きいサイズの鏡や連装ミラー
  • ミラーエッジは鏡の小口保護
  • コーナーエッジは出隅の小口保護

金具はそれぞれ上記に適しています。

この他にも鏡や鏡に使用する金具のことでのお困りごとなどございましたら、コダマガラスまでお気軽にご相談ください。

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