DIYでレンジフードにオイルガードを取付けたい!換気扇にテープでガラス製オイルガードを後付けする方法
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
また、ガラス製間仕切り「オイルガード」を販売しています。
キッチンや店舗の厨房などに設置し、油はねや汚れを防ぐ器具です。
「既製品のレンジフードにビス止めは気が引ける」
「そもそもフードにビス止めできるかがわからない」
こういった理由で、ビス止めができないケースも少なくありません。
本記事では、ビス止めせずにオイルガードを設置する方法を解説しています。
動画でも詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてください。
もくじ
ビス止めできない場合は両面テープ接着とシリコンコーキングを併用
一般的に、オイルガードは上下コの字チャンネルをビス止めし、その中にガラスをはめ込み、コーキングで固定して設置します。
上部コの字チャンネルの取り付け場所はレンジフードの下で、ドリルネジ等でビス止めします。
レンジフードにビス止めできない場合は両面テープ接着+シリコンコーキングを併用する方法がおすすめ
レンジフードにビス止めできない場合、両面テープ接着+シリコンコーキングを併用した固定方法がおすすめです。
ブチルテープでコの字チャンネルをレンジフードに取り付ける
使用するテープは厚み1mm以上の強力なテープ(ブチルテープ)です。
コの字チャンネルに貼り付けて剥離紙を剥がし、レンジフードに取り付けます。
その後、テープを接着した隙間部分にシリコンコーキングを施します。
これは、油跳ねや掃除の水などが入り込んで、接着力が弱まらないようにするためです。
この方法であれば、ビス止めしなくてもガラスを固定できます。
オイルガードは本当に両面テープ接着で固定できる?接着力を確かめる実演と実験
強力な両面テープとはいっても、オイルガードをしっかり固定できるのか心配になりますよね。
そこで、両面テープの接着力をオイルガードに見立てた装置を使い実験しました。
レンジフードの状態を再現して実験
レンジフードはステンレスやスチール製が多いです。
コの字の取付箇所にL字のアングルを取り付けて、なるべくレンジフードの状態を再現できるようにしています。
早速コの字チャンネルを両面テープで接着しました。
手で引っ張ってみても、しっかり接着されていて取れる気配はありません。
設置し直しにならないよう、取り付けは慎重に行う必要があります。
オイルガードに人がもたれかかるなど、荷重がかかった場合にどのようになるかの実験も行いました。
レンジフードを想定した装置にコの字チャンネルを接着して荷重実験
ガラスをはめ込みんだ装置を横倒しにし、ガラス板に水入りペットボトルを載せて荷重します。
この取り付け方法では、標準仕様のオイルガードに近い状態を再現しています。
オイルガードに20kgもの荷重をかけるとガラスがはずれてしまう
12kgの荷重をかけた時点で、取り付けたコの字チャンネルが明らかに斜めに傾きました。
そして、20kgの荷重で耐えきれなくなりガラスが外れてしまいました。
オイルガードに20kgの荷重がかかることはほぼない
しかし、ガラスを立てた状態で20kgの荷重がかかる状態はほぼありません。
オイルガードにもたれかからないようにすれば、両面テープが外れることはないでしょう。
この状態からさらにコーキングを施せば、水や油も入り込むことがなくなり、より安全に使用できます。
レンジフードの側面への取付でより接着力が高まるのか実験
レンジフードの真下に取り付けるのが標準の仕様です。
しかし、下部の設置位置次第では、レンジフードの側面に取り付けることもあります。
コの字チャンネルの側面とレンジフードの側面を接着します。
コの字チャンネルは側面の方が面積が広くその分強力に接着できます。
装置にコの字チャンネルを付け替えて、状態を再現して荷重実験を行いました。
本来この取り付け方法でのオイルガードは下側を土台に固定しています。
しかしこの装置では土台を再現できないため、この取り付け方法を採用しました。
オイルガードをレンジフードの側面に取り付ければ50kgもの荷重をかけてもガラスが落ちない
標準仕様のときは20kgでガラスが落ちてしまいました。
しかし、この取り付け方法は50kgの荷重をかけても落ちません。
水をかけ接着力を弱らせても落ちない結果になった
水を霧吹きで吹きかけ、接着力を弱らせましたが、実験中は接着力が持続していました。
オイルガードはフードの真下に設置するよりも、側面に取り付ける方がより接着力が高まる結果になりました。
より強固に固定する方法として、壁にビス止めするという方法もあります。
しかし、壁がない場合はできません。
フードの側面に取り付ける方法なら、アイランドキッチン等で周囲に壁がない場合にも強固に接着できます。
壁がある場合は壁にビス止めでより安心
両面テープはあくまでビス止めができない場合の対処方法なので、ビス止めが最も安全です。
とはいえ、既製品のレンジフードにビス止めは抵抗があるという方も少なくありません。
レンジフードにビス止めしたくない場合、壁側にコの字チャンネルを取り付け、壁にビス止めする方法がおすすめです。
下地がない壁でもボードアンカーを使用すれば、しっかり固定できます。
レンジフードにコの字チャンネルをビス止めできない場合の対処法まとめ
ガラス製オイルガードの受け金具となるコの字チャンネルをレンジフードにビス止めできないときは、両面テープ接着+シリコンコーキングでの取り付け方法がおすすめです。
使用する両面テープは厚み1mm以上の強力なものを使用します。
それでも強度が不安な場合、壁側にコの字チャンネルをビス止めすることで強固に固定できます。
その際は下地のない壁にはボードアンカーを使用するなど、壁の状態に合わせて取り付け部材を選びましょう。
壁のビス止めにも抵抗がある場合や、アイランドキッチンの場合は、レンジフードの側面にコの字チャンネルを接着すると強固に固定できます。
キッチンや厨房の間取りや仕様はさまざまです。
オイルガードが欲しいけど、どのように取り付ければいいかわからない場合にも対応いたします。
お困りごとがございましたらコダマガラスまでお気軽にお問合せください。