2022年8月30日 ガラスについて

料理の油はね対策はオイルガードで効果ある?キッチンの油飛び防止対策に適したガラスの高さを解説

こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社ではさまざまなガラス・ミラーを取り扱っています。

ガラス製油跳ねガードの設置を検討するにあたり、気になるのはどれくらい効果があるかという点ではないでしょうか。

調理中の油がどの程度飛散しているのか、気にされている方は多いかも知れません。

今回は実際に様々な揚げ物を調理し、どの程度油はねが起こっているかを実験しました。
また、油跳ねガードやそれを想定したガラスを設置することで、油跳ね防止効果があるのかを検証しています。

動画でも詳しく紹介していますので、オイルガードをの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

対面カウンターに設置する
『強化ガラス製のオイルガード』をオーダーする方法

キッチンの油飛び防止用オイルガードの種類を紹介!

コダマガラスが販売するガラス製油跳ねガード三種

弊社ではキッチンの油跳ねガードとして、

  • 可動式ディバイダー
  • 固定式ディバイダー
  • ウォールタイプのオイルガード

をオーダーで製作・販売・施工しています。

調理するのは各種揚げ物!紙を敷いて油の跡で机からの距離を測る

机の上のカセットコンロで各種揚げ物を調理していきます。

  • イカゲソの唐揚げ
  • コロッケ
  • エビフライ
  • 唐揚げ

これらを順番に数個ずつ、少し多めの一人前の量を揚げていきます。

キッチンカウンターを想定した机や、ダイニングを想定した床には紙を敷いています。
これにより、油跳ねがわかりやすくなるようにしています。

調理が終わったら、机から油跳ねまでの距離を巻き尺で計測します。

いざ揚げ物を調理!どのくらい油が飛ぶのか実測してみた

  • ガラス製オイルガード等をつけずに揚げ物をする場合
  • 幅800mm高さ300mmのガラス製ディバイダーを設置した場合
  • ウォールタイプのガラス製オイルガード設置を想定した場合

上記3パターンで検証していきます。

ガラス製オイルガード等をつけずに揚げ物をする場合

ノーガードで揚げ物をした結果

ノーガードの場合は、調理後には机が油だらけになり、見るも無残な状態になってしまいました。

床にも油が飛散しており、テーブルから1.2m付近にまで飛んでいるのが確認できました。

ノーガードでは60cm付近は油でベタベタ

特に60cm圏内は油飛びが酷い状態でした。

少し多めの一人前の量を揚げただけでこの状態なので、4人家族などの分量を揚げると、さらに油は周囲に飛散するでしょう。

可動式・固定式ガラス製ディバイダーを設置した場合

背の低い油跳ねガードを置いて揚げ物をした結果

上記は、幅800mm高さ300mmのガラス製ディバイダーを設置し、揚げ物を調理した場合です。

ノーガードの状態と比べ、床への油飛びが軽減されているため、ある程度効果があることがわかります。

しかしディバイダーがあるにもかかわらず、遮り切れずにテーブルから80cm付近に油が飛んでいました。

テーブル上、コンロ側とは反対側のディバイダー付近に飛んだ油もあります。

ディバイダーを飛び越えるほど高く跳ねる油については防ぎきれないようです。

ウォールタイプのガラス製オイルガードを設置した場合

W800×H900のガラスを置いて揚げ物をした結果

最後は幅800mm高さ900mmのガラス製オイルガードです。

先ほどのディバイダーと比べて3倍の高さがあります。

ディバイダーを飛び越えていたが油跳ねも、この高さであればほどんど防ぐことができました。
正面で床にまで飛んでいる油も、ほとんどありませんでした。

高さ70cm付近には大きな油が、90cm付近には小さく細かな油が付着しています。
揚げ物調理で、油の飛び跳ねる高さがこれほどまでになることがあると分かりました。

また横方向は床付近にも油が飛んでいて、横方向の油跳ねはガードすることができませんでした。

今回の実験ではガラスの上部空間が開いていますが、本来はレンジフードに取り付けるため完全に仕切られています。

跳ねた油が飛び越えることがないため、正面の油跳ねに関してはほぼガードができるといってよい結果になりました。

ガラス製オイルガードの効果の比較とまとめ

ウォールタイプのオイルガードは煙を換気扇に誘導しやすいメリットも

揚げ物を調理した際の油は高く飛び跳ねるため、高さのある油跳ね防止ガードが適切です。

今回実験した中では、ウォールタイプのガラス製オイルガードを想定した、幅800mm高さ900mmのガラスが最も油跳ねを防ぐ結果となりました。

ウォールタイプは高さがあるだけでなく、レンジフードに取り付けて空間を仕切ります。
そのため、料理の際の匂いや煙も、換気扇に誘導しやすいメリットがあります。

しかし油は全ての方向に跳ねるため、油が跳ねた方向や角度によってはすり抜けてしまうことがあります。

ガラス製オイルガードはL字型に設置することも可能

ガラス製オイルガードはL字型に設置することも可能

気になる場合はガラス幅を大きく取るか、飲食店の厨房で取り付けるようなL字やコの字オイルガードの設置がおすすめです。

過去にはコンロ付近は全面に、シンク付近は300~400mm程度に高さを変えた油跳ね兼水はね防止ガードを施工した例もありました。

過去の施工ではコンロ前だけ全面にガラスを配置し他は高さを抑えた例もあります

過去の施工ではコンロ前だけ全面にガラスを配置し他は高さを抑えた例も

弊社はオーダーメイドでのご注文及び施工も承っておりますので、こうした対応も可能です。

油跳ねが気になる方、ガラス製の油跳ね防止ガードをご検討の方はお気軽にご相談ください。

対面カウンターに設置する
『強化ガラス製のオイルガード』をオーダーする方法

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