【お知らせ】透明ガラスの種類と選び方についてのページが新しく追加しました!
今回ご紹介するのは、「透明ガラスの種類と選び方について」です。
透明ガラスを種類別で解説したページがオーダーガラス板専門店に新登場しました!
目的や用途にあったガラスを選び方も何種類もあると何を選べばいいのかわからなくなってしまいます。
透明ガラスといえば、フロートガラス(普通透明ガラス)を指すことが多いです。
しかし、見た目は同じ透明でも、ガラスにはさまざまな種類があります。
9種類に分類してわかりやすく説明しておりますので、ぜひご覧くださいませ。
もくじ
透明ガラス▶▶フロートガラス
透明ガラスといえばフロートガラスです。
建材用のフロートガラスの厚みは、2・3・4・5・6・8・10・12・15・19mmがあります。
安全性を高めるために、透明の飛散防止フィルムを貼ることもあります。
フィルム貼付による見た目はほぼ変わりません。
使用用途
用途として一番多いのは、やはり窓ガラスです。
- 店舗のショーウインドウやショーケース
- ガラス棚や扉
- 引き戸
- テーブルの天板
特徴
- 安価で使いやすい
- スタンダードな透明ガラス
- 厚みの種類が豊富
透明ガラス▶▶強化フロートガラス
強化フロートガラスは、フロートガラスを熱処理することで、3~5倍程度の強度を持たせたガラスです。
割れた際に粉々になるため、破片で怪我をする危険性が少なく、安全なガラスとされます。
見た目はフロートガラスとほとんど見分けがつきません。そのため、メーカーのマークが入っていることがあります。
使用用途
- ガラス扉や穴加工したガラスに用
- キッチンコンロ前のオイルガードのガラス
- ダイニングテーブルトップのガラス
特徴
- ケガのリスクが少ない
- 強度が高い
- 耐熱性がある
透明ガラス▶▶高透過ガラス
高透過ガラスは無色透明に近いガラスです。
フロートガラスに比べ透過率が高く、緑色の成分が少ない点が特徴です。
高透過ガラスの厚みの種類は、3・4・5・6・8・10・12・15・19mmがあります。
フロートガラスと同様に、さまざまな加工が可能です。
色や透過率の高い製品をつくる際には、高透過ガラスを使用することが多いです。
使用用途
- 美術館や高級ブランドショップの展示ケース
- 水槽のフタ
- ガラス越しで見て、色を忠実に表現したい場面
特徴
- 無色透明に近い
- さまざまな加工が可能
- 展示ケース等に使われる
透明ガラス▶▶熱線吸収板ガラス
熱線吸収板ガラスは、製造時に金属を加えて着色した透過ガラスです。
色はグレー、ブロンズ、ダークグレー、グリーンがあります。
透過はするものの着色されているため、見えにくくなっています。
使用用途
- ガラス扉やガラス棚
- テーブル天板
- パーテーション
特徴
- 装飾用としても使える
- 4色から選べる
- まぶしさを和らげる
透明ガラス▶▶防火ガラス
防火ガラスとは、防火設備として使用が許可されたガラスです。
同じ用途で使われる網入りガラスと比較してクリアで、視線をさえぎらないのが特徴です。
パイロクリアの見た目はフロートガラスとほぼ同じで無色透明です。
見た目の違いとしては、ガラスの周囲にアルミテープを巻いてあり、ガラスの隅に刻印がされている製品となります。
特徴
- 視線を遮らない
- 防火設備として使える
- 衝撃に強い
透明ガラス▶▶低反射ガラス
低反射ガラスとは、反射による映り込みを抑えたガラスです。
フロートガラス、もしくは高透過ガラスの表面に特殊な膜をコーティングしています。
低反射ガラスには、AGC製のクリアサイトⅡや、海外製の低反射ガラス(GG)があります。
また、低反射フィルムを貼る方法もあります。
使用用途
- 美術館・博物館の展示ケースのガラス
- 高級ブランドショップのショーウインドウ
- ショーケース
特徴
- 映り込みを抑える
- 特殊膜のコーディング
- 低反射フィルムを貼る方法もある
透明ガラス▶▶薄板ガラス
薄板ガラスとは、厚み2mm未満のフロートガラスです。
厚みは、0.4・0.5・0.55・0.7・1.1mmなどがあります。
使用用途
- 液晶ディスプレイの保護ガラス
- OA機器のカバーガラス
- 研究用や試験用ガラス
特徴
- 厚み2mm未満のフロートガラス
- 保護ガラスなどに使用される
- 建材や家具には使われない
透明ガラス▶▶テンパックスフロート
テンパックスフロートとは、透過性の高い耐熱ガラスです。
無色透明で、ホウケイ酸ガラスとも呼ばれます。
厚みのバリエーションが0.7・1.1・1.75・2.2mmと多くあることも特徴です。
使用用途
- 厨房の間仕切り
- 照明カバーガラス
- 機械の窓や医療用、その他産業用
特徴
- 幅広い用途で使われる
- 透過性が高い
- 耐熱ガラス
透明ガラス▶▶ファイアライト
ファイアライトは、熱膨張係数がほぼゼロの耐熱ガラスです。
※熱膨張係数・・・温度の上昇で物体が膨張する割合のことを指します。
日本電気硝子社製で、耐熱温度が常用使用で750℃と高い点が特徴です。
見た目はうっすらとしたあめ色(オレンジ)です。
厚みのバリエーションは、5mm・8mmがあります。
同素材のもので、ネオセラム(厚み3mm/4mm)があります。
使用用途
- 薪ストーブ
- 火が直接当たる厨房の間仕切り
- 各種窯ののぞき窓
特徴
- 耐熱温度が750℃
- うっすらとしたあめ色
- 直火のあたる場所にも使われる
まとめ
最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。
今回は「透明ガラスの種類と選び方について」ということで、9種類の透明ガラスのおすすめの使用用途や特徴を紹介しました。
詳しくはサイトの方をチェックしていただき、ご質問やお問合せなどお気軽にご連絡くださいませ。
その他にも透明ガラスや色付きガラス、柄のあるガラス等さまざまなガラスの取扱いもしております。
合わせてご確認頂ければと思います!