2024年10月2日 ミラーについて

鏡を貼るときの効果的な位置やサイズについて解説

ガラスやが教える鏡を貼るときに効果的なサイズや貼り方

玄関やリビング、寝室、洗面所、浴室などさまざまな場所に鏡を設置することがあると思います。

検討する際に、
どの位置に設置すればいいのかな?
鏡のサイズはどのように選べばいいの?
など疑問に思う点が多々ありませんか?

こちらの記事では、

    1.姿見として全身が見えるようにしたい
    2.部屋や空間を広く見せたい
    3.部屋や空間を明るく見せたい

の3つに分けて解説していきます。

その他注意点やアドバイスについても最後にまとめましたので、ぜひご覧ください。

動画で知りたい方は、YouTube動画をご覧ください。

姿見として全身が見えるようにしたい

一般のご家庭であれば、最低幅30cm 高さ120cmあれば全身を確認できます。

なぜ上記のようなサイズがいいのか解説します。

ミラーを貼る位置について

ミラーの上端は、身長の高さ。ミラーの下端は身長の半分以内をおすすめしています。

180cmの身長の方だと「床から180cmの高さ」に鏡が含まれていれば頭の先から確認できます。

ミラーの下端は、身長の半分である「180÷2の90cm」の範囲内に鏡があればつま先から確認することが可能です

家族の最低身長の方が120cmの場合の下部の位置

ご家庭内で姿見を使用される最低身長が120cmの場合だと、床から60cmの位置に鏡があれば問題ありません。

姿見鏡を貼る高さの詳細

姿見をして最低限機能させるには、幅30×高さ120cmでミラーの上端が180cmであれば大丈夫です。

鏡の近くだと全身が見えないのか?

近くで鏡を見た場合でも基準を守っていると問題なく全身が映る

鏡の近くで見ると全身が見えないかも?」と心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、近くになると反射角度が変わるので問題ありません。(少し見づらくはなります)

鏡の設置位置さえ押さえておけば、どの距離から鏡を見ても全身を確認できます。

マンションの玄関をはいった通路側にミラーを貼り付けた例

マンションの玄関を入った廊下側の通路に鏡を貼る事例もあるように、よほど狭い通路ではない限り問題ありません。

部屋や空間を広く見せたい

基本的には鏡を貼るだけで空間を広く見せることができますが、より効果的に見せるためのポイントを紹介します。

床をより多く見せるようにする

床面を多く見えるようにすると広く見える

床面を多く見せることで空間を広く感じることができます。

鏡の貼るサイズを大きく位置もできるだけ下から貼るようにするとより空間を広く感じることができますよ。

鏡を下の方に貼るときの注意点

床から近くに鏡を貼ったところ

上の画像のように、壁の下部に何もなければ鏡を床から貼ることは可能です。

鏡を床から5~10cm上に貼るのが理想

しかし掃除道具が当たったりなどの破損リスクが高くなるため

  • 巾木の上から鏡を貼る
  • 巾木がない場合でも床から5~10cmは上げる

ことをおすすめしています。

天井まで鏡を貼る

天井まで鏡を貼った例

天井まで鏡を貼ることで天井面を多く見せることができ、視覚的に繋がりができて効果的に空間を広く見せることができます。

空間を広く見せたいのであれば、巾木の上から天井(もしくは廻り縁)まで鏡を貼ることをおすすめしています。

壁一面鏡にする

洗面の壁面全面に鏡

リビングとは違って狭い空間の場合、高さだけでなく幅も含めて壁一面鏡にすることで広く感じることができます。

壁一面鏡にした3例を紹介

腰あたりまでの靴箱の上部の空間に鏡を貼る

玄関の腰までのシュークローク(靴入れ)の上部に鏡を貼ったと仮定した画像です。

空間が広く見え、身だしなみチェックもできるのが便利ですね!

玄関の壁面すべてを鏡にした例

玄関の側面の壁一面を鏡にした3つの画像です。

壁が見えないととてもスッキリとした印象になります。

玄関のニッチ部分を鏡にした例

ニッチのへこんだ壁を全面鏡にした画像です。

このように鏡を貼るだけで空間を広く見せることができます!

空間の短手の壁に鏡を貼る

短手にミラーを貼った画像

リビングやウォークインクローゼットなどで長方形の空間の場合、

幅が狭い方の壁に鏡を貼ることで奥行きが長く見えるように、空間を広く見せることができます。

ウォークインクローゼットの短手に鏡を貼ったところ

壁一面を鏡にする場合も、短手に全面鏡を貼るほうが空間を広く感じることができますよ。

廊下の奥にミラーを設置した写真

廊下の突き当りに鏡を設置することで、廊下が続いているかのように広く長く見せることができます。

壁や高さなどを空間にあるものと合わせる

建具と鏡の位置を合わせた画像

扉の枠の高さや梁が下がっている部分などに鏡の位置を合わせるとスッキリとした印象になり、空間も広く感じることができます。

部屋や空間を明るく見せたい

鏡を貼るときに照明や窓からの明かりを活用することで、より効果的に空間を明るくすることができます。

照明器具の位置と鏡の位置を合わせる

照明と鏡の位置を合わせた画像

玄関や廊下では、天井などの照明器具合わせてミラーを設置すると、照明器具が反射し効果的に明るくなります。

照明と鏡の位置を合わせた画像2

空間のバランスも整うため、すっきりした印象になります。

窓の光が映り込む位置に鏡を設置する

窓の側面部分の壁に鏡を設置したところ

窓の側面に鏡を設置すると、窓から差し込む光を反射し明るい空間になります。

窓のある面の壁の片隅に鏡を設置した場合

少し暗くなりがちな窓面の壁の片隅に置くことでも、効果的に窓の光を取り込むことができます。

高透過ミラーにする

通常の「ガラス鏡(クリアミラー)」は、少し緑色が入った普通透明ガラスを鏡にしたもの。

高透過ミラー」は、よりクリアなガラスを鏡にしたものです。

クリアミラーと高透過ミラーを比較したところ

このように高透過ミラーは色を忠実に映してくれます。

より明るく色も忠実に反射するようにしたい場合は「高透過ミラー」をおすすめいたします。

鏡を貼ることで空間がさらに華やかになり、空間も広く見えますね。

その他注意点やアドバイス

  • くつろいでいるときに自分が見えてしまう
  • 鏡のサイズが大きければいいわけではない
  • カラーミラーを活用する
  • きれいな場所や映り込むものを工夫する

などの注意点に気をつけて、カラーミラーなどもぜひご検討くださいませ。

鏡について詳しく知りたい方やお見積りされたいは、オーダーミラー専門店もぜひご覧ください。

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