ガラスの切り方とは?失敗しないガラスカットのコツや簡単にガラスを切断する方法
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
本記事では「失敗しないガラスカットのコツ」、ガラスの正しい切り方と折り方を解説します!
動画でも解説していますので、あわせて参考にしてください。
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もくじ
ガラスの切り方や折り方とは?
ガラスに「にゅう」という割れ目を入れる方法について、前回のブログで解説しました。
ガラスカッターで正しく「にゅう」が入ったとしても、うまく折れるわけではありません。
そこで今回は、ガラスを綺麗に折る方法やポイントなどをまとめました。
ガラスを折る原理とは?
例えば、1枚の紙を引っ張っても、なかなか切ることはできません。
ここに「にゅう」に見立てたV型の切り口を入れると、簡単に紙を破ることができます。
基本的には、ガラスにおいてもこの原理と同じです。
ガラスに正しいV型に「にゅう」を入れて、その切りすじに沿って一定方向の力を加えます。
すると先端部に大きな引っ張りの集中応力が生じ、「にゅう」が成長してガラスが切断されます。
にゅうを入れたガラスをうまく折るポイント!
にゅうを入れたらすぐにガラスを折る
「にゅう」は時間が経つとが弾けてしまうことがあります。
ガラスが折りにくくなってしまいますので、すぐに折るようにしましょう。
にゅうの切りすじの両側へ垂直に同じ大きさの力をかける
にゅうに対し、不均等な力だと曲がって割れてしまったりします。
切りすじの両側へ、垂直に同じ大きさの力をかけましょう。
力を加える位置はガラスの手前
必ず平らな場所で作業をする
必ずガラスと接している箇所が平らな場所で作業を行いましょう。
凸凹していると別の力が加わり、横にそれたりしてしまいます。
注意点をひとつずつ確認しながら、繰り返し挑戦してみましょう。
ガラスの折り方の種類
ガラスの折り方には、カットする前のガラスの厚み、ガラスの寸法などによってさまざまな種類があります。
今回は比較的簡単な方法を解説します。
ガラスを半分にカットする場合
例えば300mmや150mm角のガラスを半分にカットする場合、「にゅう」の下に油性マジックマッキー(極細)をセットします。
そこから上から均等に力を掛けると、真っ二つに割れます。
2~3㎜の薄いガラスをカットする場合
薄いガラスの場合、持ち上げただけで別の力が加わり、切りすじからそれることがあります。
左右均等に力を加え、少し持ち上げるようにすれば簡単に折ることができます。
イメージとしては、折り目を入れた新聞紙を手前から奥に向かって破っていくようなイメージです。
ガラスの端を50mmカットする場合
半分にカットする場合と同じように「にゅう」の下にマッキーを設置します。
両手を置くところまでは同じですが、押す力は、落とす方を強めに下に押します。
ガラスの端を50mm以下カットする場合
厚みにもよりますが、50mm以下になると折るのが難しくなり、失敗する確率も高くなります。
2mm、3mmの薄いガラスの場合は、たたくと横にそれることが多くなります。
5mmの場合は、たたかなくても大概折ることができます。
厚みがある場合、失敗を防ぐためにガラスの裏を軽く叩いておきます。
こうして「にゅう」を少し伸ばしておくことで、折りやすくなることもあります。
たたく時は「にゅう」のラインの真下から真上に向けて叩くようにして下さい。
大きいガラスを半分にカットする場合
厚み5mmの900mm角を半分にカットするような場合は、切りすじの下に真ん中に定規を置きます。
その上から力を均等に加えることで折ることができます。
ガラスの折り方についてのまとめ
ガラス切断において、さまざまな工程で失敗する可能性はあります。
しかし、失敗しても「まだ取り返すことのできる失敗」も少なくありません。
落ち着いてひとつずつ注意を払い、ガラスを折ってカットしてみてください。
初めてガラスをカットする方でもカットしやすい方法ですので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
ガラスの折り方について動画でも詳しく解説しています!
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