2019年4月4日 DIYシリーズ

グラインダーでガラスの切断面を加工する方法!カットしたガラスを削るディスクグラインダーについて解説②


 
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
 
ガラスの切断面の処理について、シリーズ記事でご紹介しています。
前回はクリーンカットされているガラスの仕上げ方を解説しました。
 
今回は応用編でガラス切断面に削げがある場合の仕上げ方について解説します。
 
動画でも詳しく解説していますので、ぜひあわせて参考にしてください。
 
 

ディスクグラインダーの使い方!ガラス切断面に削げがある場合はどうすればいい?

 

ガラスがまっすぐカットできず、切断面が削げてしまうことがあります。
この際、ディスクグラインダーを使って真っすぐ綺麗に研磨するにはどうすればよいのでしょうか。
 
 

ディスクグラインダーの砥石の種類


 
今回は、#80~#120までの砥石を使い分けて作業を行います。
 
クリーンカットの場合は#80だけを使用しました。
今回はガラスの削れる量が少なく、時間がかかって熱割れしするおそれがあります。
砥石を組み合わせ、削げたガラスをある程度整えたあとに仕上げます。
 

ディスクグラインダーでガラスの削げた部分を整える


#60・#46の砥石を使ってガラスの削げた箇所を整えます。
#60は粗い分、欠けが出やすいので、慎重に作業します。
 
 

ガラスの切断面をディスクグラインダーで仕上げる工程

ここからは、ガラスの削げた切断面を整えたあとの仕上げ工程を紹介します。
 

糸面を合わせながら削る

 

まずは上下の糸面のラインを合わせ、黄色の部分を削ります。
ガラス下側の糸面の方が出ているので、削る量が多くなります。
 

ポイント
砥石は、最初に#80を軽く当てます。
その後、#60か#46で加工する方が失敗が少なくなります。

 
 

ガラスの小口をまっすぐに整える

 

ガラスの糸面が取れたら、小口を平らになるように研磨します。
砥石は#60か#46を使って、黄色の部分を削ります。
 

ポイント
砥石を同じ場所にあて続けると、熱割れするおそれがあります。

 
 

もう一度ガラスの糸面を削る

 

ガラスの糸面部分がなくなるまで削ると、欠けが出る可能性が高くなります。
ある程度ガラスの小口を削ったら、再度糸面を削ります。
 
 

最後にガラスを研磨して仕上げる

 

ある程度真っすぐに整えたら#80~#120で仕上げます。
 
 

まとめ|ガラスが削げている場合は上下の糸面のラインをあわせることがポイント

 
ガラスに削げがある場合の研磨のコツは、上下の糸面のラインを合わせることです!
ラインがずれていると、どんなに研磨をしても切断面が斜めになってしまいます。
手間がかかりますが、上や横から確認しながら作業すると美しく仕上がります。
 
 

ディスクグラインダーの使い方を動画で詳しく確認する!


 
 
オーダーガラス板専門店
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