2019年4月11日
DIYシリーズ
ディスクグラインダーの使い方③まっすぐ切るコツとガタガタの切断面の仕上げ
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
ガラスを研磨する道具について、ディスクグラインダーの使い方を紹介しています。
前回は【プロ直伝シリーズ!】切断面の仕上げ~ディスクグラインダーの使い方~ その②ガラス切断面に削げがある場合でした。
今回は応用編でガタガタの切断面の場合のディスクグラインダーの使い方を解説します。
詳細は動画でも解説していますので、あわせて参考にしてください。
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もくじ
ガラスの切断面処理について
手加工で作業する場合はこちらのディスクグラインダ―とベルトサンダーを使います。
ガラス切断面がガタガタの場合や2~3mm程度削る場合
ディスクグラインダーを使った研磨方法について、ガラス切断面がガタガタの場合や、2~3mm程度削る場合について解説します。
ディスクグラインダーの砥石の種類
砥石は、#60か#46を使って真っすぐに整える必要があります。
ガラスを多く削る場合は#60でも可能です。
ただし、時間がかかったり、焼けてしまったりすることがあります。
多く削る場合は#46がおすすめです。
なお、#46の場合は欠けが出やすくなります。
糸面を取る時に#60で軽く当て、#46で加工する方が失敗は少ないです。
ガラスの切断面がガタガタしている場合
切断面がガタガタの場合、まずは上下の角の部分を削ってから小口面を真っ直ぐに整えます。
[ポイント]
上下の面を取る際は、ラインが真っ直ぐになるように当てます。
上下のラインも真っ直ぐに合わせてると整えやすいです。
上下のラインも真っ直ぐに合わせてると整えやすいです。
ディスクグラインダーでガラスを一度に多く削る場合
一度に削ってしまうと、真っ直ぐ削れているか確認が難しいです。
斜めに面を取って小口を削る、という工程を繰り返しながら作業を進めましょう。
糸面部分がなくなるまで小口部分を削ると欠けが出やすくなります。
ある程度削ったら再度面を取るようにして下さい。
真っ直ぐに削るポイントは、斜めに面を取ったラインを上下真っ直ぐに削ることです。
そして、そのラインを目安に小口を削っていくと、真っ直ぐにしやすいです。
真っ直ぐに整えて希望のサイズになれば、#80~#120を使って研磨し、仕上げの工程に進みます。
砥石#80~#120でのガラス加工方法
上記の動画で詳しく説明していますので、あわせて参考にしてください。
ディスクグラインダーでガラスを削る際のポイントのまとめ
切断面がガタガタの場合や2mm~3mm研磨する場合は、希望のサイズまでガラスを真っ直ぐに削る必要があります。
- 切断面がガタガタの場合でも、まずは上下面を取った後、コバ面を研磨する。
- 上下の面を取る時に面のラインを真っ直ぐにし、上下のラインも合わせて、そのラインを目安にしてコバ面を研磨する。
- 糸面を取るラインは仕上りサイズより-1mmまでとする。
- ガラスを1mm以上削る場合は、#60か#46を使用し、多く削る場合は#46を使用する。
- 一度に削るのではなく、斜めに面を取って小口を削るという工程を繰り返して、真っすぐに削ることができているか確認しながら作業を進める。
上記のポイントに注意して作業すれば、ガラス切断面がガタガタでも研磨できます。
ディスクグラインダーについて詳しくは動画をご覧ください!