ガラス切断面の仕上げ方!ベルトサンダーとハイラップの使い方と綺麗に磨く方法を解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
ガラスの切断面処理について、シリーズでご紹介しています。
前回は、ガタガタの切断面の場合(クリックで記事を読む!)について解説しました。
本記事では、ガラス切断面処理を綺麗に磨く方法を解説します。
専用の機材「ベルトサンダー」の使い方についても詳しく紹介しています。
動画でも詳しく解説していますので、ぜひあわせて参考にしてください。
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もくじ
ガラスの切断面処理に使用する道具
ガラスを手作業で加工する場合、ベルトサンダーとディスクグラインダ―を使います。
ディスクグラインダーで磨く際は、切断面の状態によって#46、#60、#80、#120で切断面を研磨します。
しかし、♯120で研磨してもこのように白っぽい状態になります。
この状態から更に磨く際にベルトサンダーを使います。
ガラスを磨く際のベルトサンダーの使用方法
まずはベルトサンダーで、ガラスの側面の糸面部分から加工します。
ベルトサンダーは角度を一定に保ちながら当てます。
ただし、同じ場所にあて続けると熱割れするので気をつけます。
回転スピードが速くなると、摩擦熱が生じやすくなります。
特に端の方を加工する際は熱割れに注意し、スピードを調整しながら磨きます。
回転のスピードは好みにもよりますが、4~5くらいが使い易いです。
ベルトサンダーを使う際のポイントや注意する点
研磨する際は、ガラスと直角を維持しながら横にスライドさせます。
強く抑えると中央部分にベルトが当たらなくなるので、軽く抑えるようにします。
綺麗に仕上げるコツは、同じ角度で研磨し、切断面をまっすぐに磨くことです。
あまり一か所だけ研磨し続けると、その部分だけ凹んでしまいます。
できるだけ端から端まで、同じ一定の角度で研磨すると綺麗に仕上がります。
糸面部分とコバ面部分の境目にちょっとしたチップが残りやすいです。
どうしても残る場合は少し角度を傾け、全体にさっと研磨します。
ガラス加工の仕上がりを手作業と機械とで比較してみた
グラインダーで加工しただけだと、感触もザラザラ仕上がりになります。
ベルトサンダーで研磨すると、手触りもツルツルに仕上がります。
この状態でもガラス棚や天板等でも使用できます。
しかし、機械で加工したものと比べると透明感が薄いことが分かります。
ガラスを機械で加工したものと同じくらいに磨く方法を解説
ガラスを手作業で加工する際、機械と同程度のものに仕上げるにはさまざまな方法があります。
今回は、ディスクグラインダ―のハイラップを使用して研磨していきます。
このハイラップは通常の回転数だと少し早いため、回転数を落として使用します。
軽く押さえるようにして研磨し、この時も焼けないよう気を配ります。
ガラスの小口部分だけでなく、糸面部分も磨くことでさらに綺麗になります。
ディスクグラインダ―とベルトサンダーを使えば、機械で加工したものと同じレベルまで綺麗に研磨できます。
ガラスを研磨する際のポイントをおさらい!
ガラスを手作業で磨く際、気をつけたいポイントは以下の4点です。
- 端から端までできるだけ角度を一定にする
- 熱割れする可能性があるので端を研磨する時はスピードを緩める
- 糸面とコバ面の境目に細かなチップが残る時は全体にベルトをあてる
- ハイラップを使えばより綺麗に仕上げられる
上記に気をつけていれば、手磨きでも機械で加工したものと同じくらい綺麗に研磨できます。
まとめ|ガラスは手作業でも綺麗に仕上げることができる!
ガラスの磨き方について本記事で解説したことは、動画でも詳しくご紹介しています。
その他ディスクグラインダ―の使い方の動画も既に公開していますので、あわせてご覧ください。
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