【ガラスDIY】スライド丁番G230シリーズを使ってガラス扉を設置する方法
こんにちは、コダマガラス児玉です。
今回は、家具の扉等に使われているスライド丁番を使ってガラス扉を設置する方法についてご説明いたします。
まずは動画をご覧ください。
スライド丁番G230シリーズとは?
お店のショーケースやテレビ台、家具の扉等で使われているガラス扉専用の金物です。
スライド丁番には、インセットタイプ(枠の内側に扉が納まる)と9mmかぶせ、19mmかぶせのタイプの3種類あり、什器に合わせて扉のタイプを選ぶことができます。
用意するもの
取付方法
①開口寸法をはかる
今回はインセットタイプで取り付けます。
扉を取り付ける部分の開口寸法を採寸してください。
クリアランスは少ないのでミリ単位で正確に採寸してください。
幅と高さ共に-4mm~-6mmしてください
(写真の赤い部分のように上下と左右-2mm~3mmずつです)
ガラス扉の最大寸法は幅(W)寸法=500mm
高さ(H) 寸法は金具の個数によって変わります。
2ヶの場合は900mm、3ヶの場合は1600mm、4ヶの場合は2400mm、
かぶせタイプの場合は、ガラスサイズも指定してください。
②金具を選ぶ(扉の開閉方法)
スライド丁番G230シリーズの金具は、スライド丁番本体・マウンティングプレート(取付座金)・正面プレートを組合せて使用します。
また、スライド丁番本体はキャッチ機能(ストップ機能)があるものとないものがあります。
●インセットタイプの場合
インセットタイプの場合は、キャッチ機能(ストップ機能)無しで使用することが多いです。
マグネバン、マグネットキャッチ(プッシュラッチ)、もしくは鍵がオプションで必要になります。
③ガラスを選ぶ
ガラス種類について、スライド丁番G230シリーズでガラス扉として使用する場合は強化ガラスが良いです。
また、強化加工したスモークガラスや高透過ガラス、フロストガラスを使用することができます。
頻繁に開け閉めする場合や上部の棚に使用する場合は、安全対策として飛散防止フィルムを貼った方がいいです。
●厚み5mm
●糸面磨き
●四隅角落とし加工(丸く加工もOK)
④マウンティングプレート(取付座金)を取り付ける
枠にマウンティングプレートを取付します。
あらかじめ設定した丁番加工した位置とクリアランスからマウンティングプレートの位置を計算します。
今回は丁番加工した位置がガラスの端から70mmがセンター、クリアランスは2mmずつで製作しているため、枠の内側から72mmをセンターとします。
ビス止めする位置はこちらの図面を参照ください。
枠の前面から12mmのこの位置とさらに23mm奥のこの位置に印をして
この部分にマウンティングプレートを取り付けます。
⑤ガラスに丁番本体をセットする
⑥丁番をマウンティングプレートにセットする
カチャッと押さえるだけでセットできるのでとても簡単です。
はずす際も奥を手前に引っ張れば簡単にはずすことができます。
丁番をセットしたらガラスのクリアランスを確認し、建付けを調整します。
このネジを回すことで扉が前後に動くのでそれで調整そして下さい。
⑦オプションを取り付ける
扉の開け閉めする方法によって必要なオプションも変わりますが、今回はマグネバンとマグネットキャッチを取り付けます。
マグネバン
ガラスにマグネバンを取り付けます。挟み込むだけなので簡単です。
マグネバンに若干厚みがあるため、クリアランスが狭いとマグネバンが当たってしまうことがあります。
マグネバンを取り付ける場合、クリアランスは3mmずつにした方が間違いはないです。
マグネットキャッチ
マグネットキャッチを取り付けますがマグネットキャッチは扉を閉めた状態で引っ付くようにします。
丁番取付位置のズレによって微妙に位置が変わる可能性があるため固定はガラス扉をセットしてからにしたほうが良いです。
ビス止めの位置は扉を閉めた状態の時に、蝶番の位置で枠からガラスの手前までの寸法を確認します。
左右の位置はマグネバンとセンター合わせで良いです。
まとめ
最後にガラスや金具、棚を掃除すれば完成です!
コダマガラスでは扉を取付する部分の開口寸法等を教えていただければ
サイズに合わせたガラスと金具をセットでお届けします。
ガラス扉といってもDIYの知識があれば簡単に取付することは可能です。
最後にもう一度詳しく動画をご覧ください!
毎週木曜日 週1本ペースでさまざまな動画をアップしていきますので
是非チャンネル登録もお願いします!!!
以上【DIYシリーズ】スライド丁番G230シリーズを使ってガラス扉を設置する方法でした。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
