ガラスを車で運搬する方法!トラックの荷台にガラスを積む運び方のポイントやコツを解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社ではさまざまなガラス・ミラーを取り扱っています。
本記事では、ガラス板の運搬について解説します。
弊社では、「自動車馬」という機材を軽トラックに載せ、ガラスを運搬しています。
割れやすい素材である大きなガラス板を、どのように運んでいるのか紹介します。
動画でも解説していますので、本記事とあわせて参考にしてください。
オーダーでガラスをお見積りしたい方はこちらをクリック!
もくじ
ガラス屋さんはガラスをどうやって運ぶ?
弊社ではガラスを運ぶ際、この自動車馬にガラス板をロープで固定します。
割れないよう安全に運ぶため、どのような方法を用いているのか紹介します。
ガラスの積み方の手順やポイントについて解説
ロープで固定する前に、まずはガラスの積み方をご紹介します。
大きいサイズや長いサイズのガラスから積み込む
ガラスを自動車馬に積むときは、「大きいサイズや長いサイズのガラスから積み込む」ことが大前提です。
小さいガラスを積んでから大きいガラスを積むと、スキマが生じてしまいます。
このままロープでガラスを縛り、自動車馬側に密着させようとすると、大きなガラスにたわみが生じてしまい、割れの原因となります。
また、小さいガラスの角が大きなガラスの面に擦れてキズになってしまうケースもあります。
そのため、大きなガラスから積み込むことはとても大切なポイントです。
急ブレーキや急発進でガラスが前後に動かないようにする
車で運ぶため、緊急時の急ブレーキなどを念頭においてガラスを積む必要があります。
しっかり固定しても、ロープの中心部分は端に比べてかかる力が弱まります。
そのため自動車馬の中心にガラスを積んで急ブレーキ・急発進をすると、ガラスが前後に滑り動くおそれがあります。
ガラスは端に寄せて積んでいくのが基本!
ガラスは基本的に、ロープの固定する力がかかりやすい端に寄せて積みます。
積込み枚数によっては、自動車馬の真ん中付近にガラスを積むこともあります。
発泡スチロールなどで当てものをして、ガラスが動かないようにするのも効果的です。
引っかけ金具もガラスの端に合わせて位置を変え、ロープの角度が約90度になる位置で引っかけるようにします。
ガラスが倒れないようにロープのくくり始めは上の位置から
ガラスが滑らないようにする他に、ガラスが倒れてくることがないようにロープで固定する必要があります。
倒れ防止のため、基本的には上からロープをくくり始めます。
大きなガラスを積んでから小さなガラスを積む
大きなガラスを先に積み、小さなガラスを後に積んでロープを上からくくります。
最後に小さなガラスを固定するため、ロープのくくり終わりは下になります。
そのため、小さいガラスを車の荷台から降ろすときはロープを下からはずすことになります。
仮くくりをしておけば小さなガラスも倒れない
大きなガラスが倒れないように仮くくりをしておけば、小さいガラスを降ろして搬入するときも倒れる心配はありません。
風で倒れることもありますが、倒れないように細心の注意を払って運搬しています。
ロープのテンションのこだわり
「テンション」とは、ロープの引っ張り具合を指します。
ガラス運搬について、このテンションが非常に重要なポイントです。
ガラスを固定するロープにテンションをかけていく
テンションがかかっていない状態のロープはだらっとしており、固定する力がかかっていません。
引っ張りを常に維持しつつ、ロープにテンションをかけていきます。
片方の手で常にテンションをかけながら、ロープ張りやくくりつける作業を行います。
さらにロープのテンションを強くするため、木材などを挟み込みねじります。
ねじっていくことでロープのしまりが強くなりテンションも強くなります。
発泡スチロールもテンションを強くするために使用します。
ロープのテンションのかけ方~応用編~
小さいガラスに強いテンションをかける方法として、画像のようなロープ固定方法もあります。
さらに発泡スチロールも併用すればより強力になり、北海道まで運搬可能です。
ほどき方はロープを引っ張るという簡単なものですが、しっかり固定できるので実用性もあります。
まとめ|ガラスを自動車馬に固定する方法
まとめてみるとポイントがたくさんありました。
ガラス運搬の際の参考になれば幸いです。