ガラスを手作業で加工!テーブル天板用の強化ガラスを梱包して発送するまでの工程を解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
本記事では、変わった形のガラスを梱包、出荷する手順を解説します。
テーブルトップに設置する天板ガラスを加工し、お届けするまでの工程です。
動画でも詳しく紹介していますので、ぜひあわせて参考にしてください。
もくじ
ガラスをカットし直線になる部分を先に研磨する
今回はテーブルトップガラスをかまぼこ型に加工します。
ガラスをカットする分を計算し、適切な大きさにカットします。
変わった形ですが、先に直線部分を機械で研磨します。
これは、順番が最後の方になっても良い工程です。
ただし、カットした後に研磨して破損が出てしまった場合、作業時間のロスが大きくなってしまいます。
そのため、先に機械で処理できる部分を研磨します。
ガラスを型紙に合わせて異形カットする
直線部分の研磨が終わったら、型紙にガラスをのせて形を油性ペンでなぞり取っていきます。
型紙の通りになるよう、慎重に作業します。
形をとったあとは、カットしやすい余分な部分を先に切り落とします。
切れ目を入れる作業をしやすくするために、余分な部分を切り落とす作業も不可欠です。
次は、ガラスカッターで切れ目を入れる工程です。
ガラスカッターで一気に切れ目を入れ、ハンマーでコツコツと衝撃を加えます。
すると、ガラスに入れた切れ目が裂け、ガラスが切断されていきます。
見事にかまぼこ状の形にカットできました。
ガラスを研磨して形を整えツヤを出す
端の丸みがついた箇所にも、同様にガラスカッターで切れ目を入れ、カットしていきます。
カットした後は、尖った箇所を滑に研磨し、なめらかに形を整えます。
ガラスの形を整えたら、型紙に合わせてチェックします。
熱処理で強化ガラスにすると、カットや加工ができないため入念に確認します。
チェックが終わったら、よりなめらかに形状を整え、ツヤを出すため研磨します。
機械で届かない箇所もあるため、最後は手作業で確認しながら仕上げます。
強化ガラスにするための熱処理加工を外部メーカーに依頼する
研磨で磨きあがったガラスです。
この状態まで加工した後は、熱処理を外部メーカーに依頼し強化ガラスに加工します。
丸や四角形などの強化ガラスの場合は、弊社では日本板硝子に製作を依頼して引き取ったものを出荷しています。
熱処理加工後のガラスを引き取り、梱包する
強化ガラスとなった異形ガラスをメーカーから引き取り、梱包していきます。
ガラスを紙で包み、専用の段ボールを用意していきます。
段ボールを包みの形にくり抜いて両面テープで貼り付け、はめ込めるようにしています。
ガラスを収めたあとは、テープで段ボールに固定していきます。
型紙を使って製作している場合は使用した型紙を同梱してお返ししています。
ビニールテープで閉じた後は、天地の位置に段ボールで補強を施しPPバンドで封をしていきます。
PPバンドの数や位置などはサイズによって都度変えています。
封をした後はワレモノ注意などのシールを貼り、梱包したガラスの形状を箱に記載します。
強化ガラスの梱包はこれで完了です。
制作したガラスの設置状態はブロク記事で公開中です!
制作したガラスはこちらの動画ブログで設置の様子をレポートしています!
ぜひあわせてご覧ください。