2025年9月1日
ガラスコラム
9月に考える窓ガラスの防災・断熱・結露対策
~ガラス屋が教える、秋前のチェックポイント~
9月は「防災の日(9月1日)」もあり、防災意識が高まる時期です。
また、夏の暑さが落ち着き、朝晩の冷え込みが始まる季節でもあります。
この時期は、窓ガラスや住まいまわりのガラスに注目するのが、快適で安全な暮らしの第一歩です。
■ガラスの防災対策
地震や台風などの災害時、家の中で最も危険になるのがガラスです。
- 窓ガラス:割れると飛び散り、けがや避難の妨げになる
- 家具のガラス扉:食器棚やキャビネットのガラスが割れて、破片や中身が落下する
- 食器類:グラスや皿が落下して割れることで、歩行時に危険を伴う
おすすめの対策
- 飛散防止フィルムを貼る
- 強化ガラスや合わせガラスへの交換
- 家具の耐震ラッチ取り付け
- 割れた時のために、スリッパや靴をすぐ履ける場所に用意
■断熱と結露のチェック
夏から秋にかけては温度差が大きく、窓ガラスまわりの結露が発生しやすくなります。
結露を放置すると…
- カビ、ダニの発生
- サッシや壁の劣化
- 光熱費の増加
窓ガラスの選び方
- 単板ガラス:安価だが断熱性が低く結露しやすい(フロートガラス、強化ガラス、型板ガラス霞)など
- 複層ガラス:断熱性・結露防止に効果的(複層ガラス)
- Low-E複層ガラス:特殊コーティングで夏は遮熱、冬は断熱(高断熱タイプ、遮熱断熱タイプ)
- 真空ガラス:薄さと断熱性を両立、既存サッシにも施工可能(スペーシア)
さらに内窓(二重サッシ)の設置や、断熱フィルム・結露防止シートの活用で、手軽に改善することもできます。
■最後に
窓ガラスは住まいの「安全」と「快適性」を左右する重要な建材です。
9月は防災意識と暮らしの快適性を同時に見直す絶好のタイミング。
- 家全体のガラスの安全性のチェック
- 夏の冷房効率や秋の朝晩の結露対策確認
- 必要に応じて適切なガラス選び
小さな準備が、災害時の安心や光熱費削減、健康的な暮らしに繋がります。
お問合せやご相談、無料お見積りいたしますのでお気軽にご連絡くださいませ。
