DIYでオイルガードをコーキングする方法!シリコンでガラス製オイルガードを固定するやり方を解説
こんにちは!株式会社コダマガラスの児玉です。
弊社では、さまざまなガラスやミラーを取り扱っています。
また、ガラス製オイルガードとして、強化ガラスとコの字チャンネルをセット販売しています。
本記事では、オイルガードのコーキング作業について詳しく解説します。
動画でも詳しく解説していますので、ぜひあわせて参考にしてください。
もくじ
ガラス製オイルガードのコーキングとは?
ガラス製オイルガードの取り付け方法の手順は以下の通りです。
- コの字チャンネルという金具をビス止め、もしくは接着する
- コの字チャンネルにガラスをはめ込む
- ガラスをシリコンコーキングして固定する
金具を接着し、そこへガラスをはめ込んでコーキングで固定するという取付方法です。
「コーキングのことがよくわからない」
「シリコン打ちが難しそう」
「ヘラの使い方がわからない」
このように、コーキング作業に対して不安に思う方も少なくありません。
まずは、コーキングに必要な道具について解説します。
シリコンコーキングに必要な道具を紹介!ホームセンターでも購入できる
ガラス製オイルガードのコーキングに必要な道具は下記のとおりです。
- シリコンシーラント(ライトグレー色)
- コーキングガン
- シリコンへら
- カッターナイフ
- 新聞紙
- ウエス、ティッシュペーパー等
これらはすべてホームセンターで購入できます。
弊社では、オイルガードの施工を行う場合はライトグレー色のシリコンを使用します。
カラーはグレーやアルミ色などでもOKです。
なお、クリア系のシリコンだと中の部材が見えてしまいますので、ご注意ください。
ガラス製オイルガードのシリコンコーキングのやり方を解説!
ここからは、シリコンコーキングの詳しいやり方を解説します。
まずはコの字チャンネルを設置し、コの字チャンネルにガラスを仮固定した状態にします。
ガラスの仮固定の方法については、別の記事と動画を参考にしてください。
▶ 強化ガラス製オイルガードの取り付け方法についてのページを見る!
シリコンを打つ前にガラス側にマスキングテープを貼る
シリコンを打つ前に、マスキングテープを貼ります。
最初にガラス側からマスキングテープを貼っていきます。
コの字チャンネルの端から2~3mm程度隙間を空けて、ガラスにテープを貼っていきます。
マスキングテープは最終的に剥がしやすいよう、斜めに折り返してつまめる部分を作ります。
角の部分を折り返す具体的な方法は別の記事で解説していますので、合わせて参考にしてください。
マスキングテープの折り返しが難しい場合は、カッターナイフでカットしてもOKです。
マスキングテープは貼り終わりも折り返しておき、摘まみやすくしておきましょう。
コの字チャンネル側にマスキングテープを貼る
ガラス側を貼り終わったら、次はコの字チャンネル側にマスキングテープを貼ります。
このとき、コの字チャンネルの角の部分にテープ端部が来るように貼ってください。
マスキングテープがコの字チャンネルの中に入ったり、角から離れたりしないよう注意します。
コーキングの仕上がりに影響してしまうので、特に注意してください。
片面を貼り終わったら、反対面も同様にマスキングテープを貼っていきます。
側面にもコの字チャンネルに貼るときと同じように、角の部分にマスキングテープを貼りましょう。
動画では折り返すようにして貼っていますが、この場合もカッターナイフで切り貼りしてもOKです。
シリコンを充填しヘラで均す
マスキングテープを貼り終わったら、いよいよシリコンコーキングです。
まずはシリコンを注入できるよう準備をします。
シリコンをコーキングガンにセットする方法
容器から取り外したキャップで中蓋を突き破ります。
キャップを再装着したらコーキングガンにセットして、キャップ先端をカッターナイフでカットします。
カット後の口の大きさがコの字チャンネルとガラスの溝幅と同じか、3mm程度大きめになるようにします。
こうするとシリコンの充填がしやすいです。
また、少し斜めにカットすると容器を回転させてシリコンの出る量を調節できます。
準備ができたらシリコンを充填していきます。
汚れが気になる方は、シリコンが落ちても大丈夫なように新聞紙を敷いておきましょう。
シリコンの充填は片面ずつ行うのがおすすめです。
シリコンは時間経過で硬化していきます。
ヘラでの作業に手間取った時や何かトラブルがある場合を考えると、片面ずつ作業した方が安心です。
また、反対面に数センチほどシリコンを充填しておきましょう。
反対面の作業をするときに綺麗に仕上げやすいです。
シリコン充填が終わったらコーキングへらで仕上げていく
片面のシリコン充填が終わったら、コーキングへらを使って仕上げていきます。
ヘラの先端がマスキングテープの端と端に来るよう、角度を調整して当てます。
当て方は上からでも下からでも大丈夫ですが、削ぎ取るようにするのはNGです。
シリコンを押さえながら、ならすような感じで持っていくようにしましょう。
ヘラを寝かし過ぎると、シリコンをそぎ取ってしまうので注意してください。
またヘラで取ったシリコンは新聞紙に擦り付けて、ヘラにシリコンが付いていない状態で作業するのがおすすめです。
サイドの部分はヘラの横部分を使います。
コの字チャンネルと並行に、外側から内側にまっすぐ均した後、端から進めるようにすると綺麗に仕上がりやすいです。
入隅部分は止まらずに、そのままならした方が綺麗な仕上がりになります。
片面の仕上げができたら、反対面もシリコンを充填してヘラで仕上げていきましょう。
マスキングテープをめくる
あらかじめ貼っておいたマスキングテープをめくっていきます。
テープの重なりは後から貼ったものが上になっています。
そのため、貼り終わった箇所(今回の場合はコの字チャンネル側が該当)から先にめくります。
また、めくるときは仕上がりを確認しながらめくりましょう。
おかしな部分があれば、再度マスキングテープを貼ってシリコンヘラで均して仕上げて下さい。
清掃する
ヘラでシリコンを均した時や、マスキングテープを剥がした時に、シリコンが意図せずガラスや枠などに付着してしまう場合があります。
このような付着したシリコンをウエスやティッシュペーパー等でふき取り掃除します。
コの字チャンネルの角の部分にシリコンが残ってしまう場合があります。
この場合は、ヘラを角に押し当てて削ぎ取るようにすれば取れます。
仮固定をしているとはいえ、この段階ではシリコンが硬化していません。
ガラスが動いてシリコンの仕上がりが変わってしまわないよう、掃除の力加減には注意してください。
また、柔らかい状態のシリコンに触れないようにしてください。
残ってしまったシリコンは、硬化した後でもカッターナイフで切り取れます。
これでコーキング作業は終了です。
シリコンが乾く24時間後にガラスを拭き上げるのがおすすめ
シリコンは24時間程度で硬化します。
ガラスを綺麗に拭き上げるのは1日置いてからが良いでしょう。
まとめ|オイルガードのシリコンコーキングは自分でもできる!
シリコンは時間が経つと硬化していくため、どうしてもスピード勝負になりがちです。
限られた時間で仕上げるとなると難しく感じます。
事前にヘラ使いやシリコン打ちを失敗してもいい廃材などで試してみてください。
動画ではコーキング初心者のスタッフがチャレンジする場面もあります。
また、弊社ではガラス・ミラーの通販だけではなく施工も行っておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。